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『魅惑の人』罪深き華チョ・ジョンソク×シン・セギョン

8話まで視聴

キャスト決定時から、実力派のふたりチョ・ジョンソクとシン・セギョンの史劇に期待しかなかったけれど、まあ初話から華ある美しさで裏切らない。

今回の大妃も手ごわそうなチャン・ヨンナム。

チェ・デフン、イ・シニョン、ヤン・ギョンウォンは、チョ・ジョンソクと敵対する「愛の不時着」トリオ。

チェ・デフンも化けるけど、「サムダルリへようこそ」から一変、「ビッグマウス」とも違った小憎たらしさが巧すぎるヤン・ギョンウォンは、凄まじいカメレオン俳優。

時代劇初というイ・シニョンも今作で、大成長しそうな予感。

休みなく働き過ぎではないかと心配になるほどのチョ・ソンハ、チョ・ナムグク作品ではお馴染みのソン・ヒョンジュ。

シリアス護衛が新鮮なカン・ホンソク、賑やかになりそうな使用人ソン・サンウン、妓生ハン・ドンヒ。

初話から目まぐるしく登場する豪華キャストで、ワクワクさせておきながらも、まさかのイン兄崩御。

まだまだ悪さしそうなミョンハ父、これからもヒスを支えていくであろうホンジャンら、主要人物をバッサバッサ消し去ってしまう潔さは、笑えるほどだったけれど、この展開が読めないあたりも、思わず引き込まれてしまう理由なのかも。

冒頭の爽やかなインとヒスの出会いは、映像美が素晴らしい現代風史劇といった感じだったけれど、5話以降の再会からは、違う作品を見ているのかと思うほどに、トーンも描写も一転した正統派シリアス史劇に。

ニコリともしないチョ・ジョンソクは、胸が締めつけられるようだったけれど、シン・セギョンとまっすぐな瞳で会話する美しいケミは相変わらずで、1つの作品なのに2つの史劇を観ているようなおトク感さえ感じる。

意外にチョ・ジョンソクの史劇は、これまでご縁がなくて初だったけれど、まさか王の姿が見られるとは思わなんだ。

シン・セギョンも「善徳女王」の頃は、これほどの女優さんになるとは思っていなかったけれど、子役出身女優の史劇の安定度はお墨付きですね。

男装史劇はラブコメ必須傾向にあるのに、コミカル要素少なめでこれだけ魅せてくるチョ・ナムグク監督。

低めのトーンで駆け引きのように繰り広げられる会話も、長めの間合いで委ね攻められるのも、主演ふたりの実力あってこそ。

8話でまた急展開を見せたので、9話以降はまた違うテイストで、4話ずつの起承転結で魅せてくれそうな予感も。

8話ラストの長い尺で魅せる繊細さは、このトリオだからこそのお手並みだし、これまでのロマンス史劇との違いを一層引き立てる。

師匠の娘だと気付くのはいつのことになるやら。


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