『ロマンスは別冊付録』キスシーン感想

2019-09-11

ロマンスは別冊付録(全16話)
로맨스는 별책부록
Romance is A Bonus Book
tvN  2019
日本初放送:Netflix 2019年3月

IromegaR評価
ストーリー    
キスシーン    
ケミストリー  

演出:イ・ジョンヒョ
脚本:チョン・ヒョンジョン
出演:イ・ジョンソク、イ・ナヨン、チョン・ユジン、ウィ・ハジュン

ここから先は超ネタバレのためご注意下さい

「ロマンスは別冊付録」感想

キャスト

 イ・ジョンソク
「ピノキオ」以来冴えないイ・ジョンソクでしたが、機が熟して最高傑作に出会えましたね。

パク・へリョン脚本家は、イ・ジョンソクのために三部作を書き、「あなたが眠っている間に」でも新たな一面を引き出そうとしてくれましたが、演技力が追いついていないようで、残念に思う場面もあったのですが、今回の演技は本当に素晴らしかった。

大ファンだという先輩女優イ・ナヨン相手に、驚くほどに力が抜けていて、自然な演技をしていました。
「あなたが眠っている間に」は、やはりミスが許されないプレッシャー作品だったんだと痛感。

是非ともまた見たいと思っていた年下男子役でしたが、学生服姿、代表の心が読めたり「君の声が聞こえる」のパロディもあり、時が経っても変わらないキュートさ。
かっこよさの中にキュートさがある俳優は多くても、かっこよさよりもキュートさが際立つ主演俳優は、なかなかいないとな改めて思いました。

自然に顔が赤くなるのは、色白で照れ屋のイ・ジョンソクならではの魅力ですが、元々脚本にあったものなのかどうかは不明ですが、劇中ではロマンス部分でうまく生かされていました。

ウノの赤ら顔や熱い体温を感じるダニに、イ・ジョンソクのファン心理が重なり、あえて計算されたキャスティングだとしたならば、チョン・ヒョンジョンのイ・ジョンソクの熟知度は素晴らしい。

どうしても「君の声が聞こえる」のスハ役と比べてしまいますが、余裕がなく必死だったスハとは違い、大人の余裕のある頼れる男ウノ。

ヌナとダニと呼び方を巧みに使い分け、自らいい男ぶりをダニに売り込み暗示をかけるウノ。
キス未遂して、ヌナの気持ちを確認して満足げなウノ。
そんなウノの姿はまさにイ・ジョンソクの真骨頂、可愛くもあり、誇らしくもあり、今だからこそ演じられる年下男子でした。

SBSではなくtvN作品、しかもラブコメが初だったのも意外でしたが、年下男子でブレイクして、年下男子の最高傑作で締めくくっての入隊。
「次こそは」が「次も」に期待度が変わった素敵な作品。
2年も待たせされるなんて、本当に罪な俳優さんです。

 イ・ナヨン
夫ウォンビンの勧めもあり、9年ぶりにドラマ復帰したというイ・ナヨン。
イ・ジョンソクの作品は大ヒット続きなものの、演技も共演女優もイマイチでしたが、演技もケミもこれまでにない自然さだったのは、明らかにイ・ナヨンのおかげですよね。

あまり馴染みのない女優さんでしたが、イマイチだったのは1話くらい、2話からどんどん引き込まれていきました。
「美貌もキャリアもあるもったいない元主婦」は、結婚後の復帰作という面では実生活ともかぶるからでしょうか。
母親としての強さ、女としての弱さ、飾らないメイクがダニをリアルにさせ、思わず応援したくなる共感する場面が多々ありました。

気遣い上手でちょっと天然、でもでしゃばらず、困った時は素直にウノを頼るけれど、恋愛関係になって失うのは怖い。
弟分から恋人に変わる女心を演じるのは、とても難しかったと思うのですが、精神面ではウノに頼りっぱなしなのに、見る側にも負担に感じさせない自然な魅力がありました。

恋人関係になっても特別甘えたり変わることのないダニの姿は、ウノへの信頼を一層強く感じさせ、イ・ナヨンだからこその独特のダニ像がありました。

この自然さが、イ・ジョンソクを力が抜けた演技へと導いてくれたように思います。

共演者でありながら、入隊を控えたイ・ジョンソクにケータリングカーをプレゼントしたりと、実生活でもとっても優しいヌナ。
実年齢10歳差を感じさせない素晴らしいケミでしたが、イ・ボヨン同様とっても可愛い弟分だったのだろうと思います。

 チョン・ユジン
「W」でもイ・ジョンソクに思い寄せる役だったチョン・ユジン。
デビュー当時から注目している女優さんですが、イ・ジョンソクに再共演で成長したと褒められたそうです。

今回も厳しくも意地悪なクールビューティー役かと思いきや、ヤキモチを妬きながらもウノの良き後輩であり、ソジュンの前では可愛い女子として、今までにないへリン役を好演していました。

特にソジュンへの謝罪シーンでは、「こんなチョン・ユジンは見たことがない」甘えるへリンを恥ずかしそうに演じていたのが印象的。

いつもとは違うキュートな場面も見られ、カメレオン女優ぶりを発揮していました。

 ウィ・ハジュン
よくおごってくれる綺麗なお姉さん」「黄金色の私の人生」で、善悪どちらでも演じられるのは実証済み。

ウノより年上にも見えなくもない落ち着いたソジュン役でしたが、ウノ、ダニ、ヘリンとそれぞれの前で違った豊かな表情を見せ、さらに演技の幅広さを感じさせてくれました。
驚くほどに隙のない俳優だと改めて実感。

チョン・ユジンも「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」に出演していましたが、本格的な共演は初めてだったはず。
ラブコメ度が満点のソジュンとへリンのケミのよさや、ウノとのブロマンスも見どころのひとつでした。

悪役も難なくこなすキム・テウ、チョ・ハンチョル、イ・ドヒョン、カン・ギドンも今まで見たことのないお茶目な出版社メンバーに。
キム・ユミやキム・ジヒョンは、やはりちょっと嫌な感じでしたが、本当の悪人がいないのがドラマにあたたかさを生んでいました。

キム・ソニョンとパク・ギュヨンは相変わらずのシーンスティラー。
そしてソジュンの愛犬クムビも。
特にパク・ギュヨンは、作品によっては全く別人に見える超カメレオン女優。
今回の小憎たらしいジユル役も見事な変身ぶりで、チョン・ユジン同様に主演作品も是非見てみたいと思わせる期待の星です。

「SKYキャッスル」でも印象深かったイ・ジウォンはダニの娘役として、元夫役のオ・ウィシクは本当に売れっ子ですね。

キョル出版の伝統、トレンチコートで創立メンバー5人が闊歩するシーンは圧倒。
コートさばきも先輩たちには敵わないですが、イ・ジョンソクにとっては、先輩たちに囲まれて伸び伸びと学んべた、居心地の良い現場だったのではないでしょうか。

演出×脚本

漫画が原作かと思わせる題名ですが、演出脚本は「ロマンスが必要2」の名コンビ。
イ・ジョンヒョ監督は、「魔女の恋愛」でも年下男子ドンハ役のパク・ソジュンを虜にさせた名手でもあります。

先が見えてしまうような展開でも、最後まで楽しく視聴できたのは、やはりキャスティングの上手さ。
主婦としてブランクのあるイ・ナヨン、昔から彼女のファンだというイ・ジョンソク。
実際の境遇もダニとウノとかぶるような2人と、2人を支えるベテラン勢たちがどんな風に演じきるのか。
キャストとストーリーのバランスを改めて考えさせられたと同時に、エピローグではキャストへの愛情を強く感じさせられました。

イ・ジョンソクの苦手な部分をあえて見せず、チャームポイントだけを強調させたような、まさに彼のために書かれたと思わせる脚本。
ピアノ演奏や歌を歌ったり、甘え上手で照れ屋のイ・ジョンソクを、とっても上手く演出していました。

特別なラブラブシーンはなくても、ただ手をつないだり、寄りかかっているだけで、見るものをドキドキさせるダニとウノ。
恋人同士でなくても自然に手をつなげることが、こんなに色っぽくもあり、信頼できる関係であること。
休日を一日中家で過ごしたり、大掃除したり、一緒にいるだけで感じられる幸せ。

メールで何でも済ませられる時代、直接駆けつけたり、想いを直筆で伝えたり、人とのつながるあたたかさを考えさせてくれる本、手紙、付箋、家計簿、日記で演出されるアナログ小道具たち。

ナ・テジュの詩や夏目漱石の逸話を織り交ぜながら、人生をも本と捉えるセンスのよさ。

早過ぎず、遅過ぎず、特別急展開があるわけではないのに、もっと見たくなる絶妙なテンポで、ウノ×とダニだけでなく、ソジュン×へリンなど、すべての恋がいつの間にか始まっている自然さもポイントでした。

ブランクがあり時代遅れなダニを、あえてアナログの本と重ね合わせるように進んでいき、身近なところに特別な人や幸せがあふれていることに気付かせてくれる、どことなくリアルな脚本。

リハーサルをそのまま採用したようなシーンも多く、現場の居心地のよさがそのまま伝わってくるような演出。

昔からあるアナログのあたたかさや優しさを感じさせる心温まるラブストーリーでした。

「ロマンスは別冊付録」キスシーンまとめ

イ・ジョンソク  イ・ナヨン
(ウノ×ダニ)

10話キス
自分のことを大切に思ってくれるダニが愛し過ぎるウノ。
ずっと我慢してきたウノの気持ちが伝わるあたたかいファーストキス。
絆創膏ひとつで、浮き沈みするウノはリアルな可愛さです。

12話キス
初デートの映画館で、ダニの手の甲にする優しいキス。
手のひらに文字を書いて想いを伝えたり、身近にいるからこそ握れる「手」の演出が素晴らしい。

14話キス
退職したダニにつき合い、有給をとって一緒に一日中家で過ごすウノ。
トッポギキスや映画を見ながらキスしたり、さりげない日常をロマンスに変える演出。

15話キス
ウノにアシスタントを頼まれ、大好きな本に囲まれての図書館デートキス。
帰りの道端では、ダニからのキス。
力が抜けた自然な姿がそのまま採用されたようなシーン。

最終話キス
物件見学帰りや職場に関係をカミングアウトしてのラストキス。
弟分であった時も恋人になってからも、ずっと手をつないでいることだけは変わらない。
2人の永遠の関係を強調するようなラストシーン。

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Romance is a Bonus Book OST Part.5

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Posted by fan