遅ればせながら視聴した「シスターズ」がよかったので、キム・ヒウォン監督つながりで見逃していた「カネの花」を爆走中ですが、5年以上も前の作品だというのに素晴らしい演出力。
「シスターズ」の原点はここにありで、当時の視聴を後回しにしてしまったことを後悔。
近頃は、過去に遡って作品を見ることはほぼないに等しいが、先にこの作品を視聴していたらば、「ヴィンツェンツォ」「油っこいロマンス」もまた違った見方が出来ていたかもしれないと思うほどに詰まる内容で、キム・ヒウォン監督のすごさを改めて感じた。
そんなキム・ヒウォン監督をはじめ、韓国では女性監督の進出が目覚ましい。
日本では人気ラブコメがおじさん監督に支えられている頃、韓国では女性監督たちが活躍しはじめていた。
主演のイケメン度がいつも以上と思う作品は、演出が女性だったということもしばしばで驚いたもの。
女性演出のおすすめ韓国ドラマ
イ・ナジョン | サム、マイウェイ(パク・ソジュン)、恋するアプリ(ソン・ガン)、Mine |
キム・ヒウォン | カネの花(チャン・ヒョク)、王になった男、ヴィンツェンツォ(ソン・ジュンギ)、シスターズ |
キム・ガラム | 魔性の喜び、コッパダン(キム・ミンジェ)、わかっていても(ソン・ガン) |
シム・ナヨン | 十八の瞬間(オン・ソンウ)、怪物 |
イ・ユンジョン | コーヒープリンス1号店(コン・ユ)、恋はチーズ・イン・トラップ |
イ・グァンヨン | 初対面だけど愛しています、愛だと言って(キム・ヨングァン) |
チョン・ジイン | 発光ロマンス、赤い袖先(ジュノ) |
ユ・ヨンウン | 推理の女王、契約友情(イ・シニョン)、赤い丹心(イ・ジュン) |
オ・ミギョン | チャグムの末裔(シン・ドンウク)、恋のプログラミング(ジュン) |
ソン・ヘユン | 奥様はサイボーグ、チャグムの末裔 |
ハン・スジ | A-TEEN(キム・ドンヒ、シン・スンホ)、A-TEEN2(ボミン)、Twenty-Twenty、Mimicus |
カン・ミンギョン | Let Me Off the Earth、ニュー恋愛プレイリスト |
女性目線のせいか、これまでとは異なる表情を捉える演出が多く、ざっとまとめてみても、イケメンたちがブレイクするきっかけとなった作品も多い。
女性演出を意識するきっかけとなったイ・ナジョン。
女性らしい映像美のキム・ガラム、どちらかというと男性っぽい演出でありながら、マクチャンストーリーに大集中させてくれるキム・ヒウォン。
MBCのバラエティ班、オ・ミギョン、ソン・ヘユンがつくり出すテンポのよいラブコメも好みだし、PLAYLIST特有の新人発掘を見事に実現しているハン・スジ、カン・ミンギョンも素晴らしい。
キム・ヒウォン、イ・ユンジョン、チョン・ジインは、ムードメーカーのごとく、メイキング映像でも声高々に笑う声が印象的。
男性にはない和やかな雰囲気が、評価の高い作品へとつながっているのかも。
2023年期待の注目韓国ドラマ
イ・ナジョン | 生まれ変わってもよろしく(アン・ボヒョン×シン・ヘソン) |
キム・ヒウォン | 涙の女王(キム・スヒョン×キム・ジウォン) |
チャン・ジヨン | 秘密はない(コ・ギョンピョ×カン・ハンナ) |
シム・ナヨン | 悪い母(ラ・ミラン×イ・ドヒョン) |
チョン・ジイン | チョンニョニ(キム・テリ×シン・イェウン) |
「わかっていても」をキム・ガラムと共同演出したチャン・ジヨン。
「愛の不時着」パク・ジウン脚本家と再タッグのキム・スヒョンをキム・ヒウォンがどんなふうに撮るのかも楽しみ。
驚くほどのビッグキャスト共演作が控える2023年。
嵐の前の静けさのような今日この頃ですが、下半期もすごいことになりそうな予感。