韓国ドラマを観ていると、たまに登場する岩井俊二監督「Love Letter」。
当時の韓国での人気ぶりがうかがえます…
岩井作品には大きな衝撃を受けたので、韓国での大ヒットも当然だろうと思いながらも、何故これほどまでに人気があるのか疑問もありました。
そんな私の疑問を一気に解決してくれたのが、先日放送された
NHK BS「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」
~ 韓国を席巻! 映画『Love Letter』の衝撃 ~
岩井美学や韓国人気だけでなく、「Love Letter」における女優中山美穂に関する疑問も一気に解けた素晴らしい番組でした。
韓国での正式公開は1999年。
ひと足先の1997年香港返還にばかり注目して、香港映画ばかり観ていたけれど、韓国もまた日本文化の段階的開放がはじまった時期でもあったのですね。
ウォン・カーウァイだけでなく、岩井俊二もお国の影響があったのは意外でした。
「Love Letter」は、公開前からかなり海賊版が出回り、かなりの若者たちが観ていたそう。
1995年ミニシアター作品が、なぜここまで韓国の人の心をとらえたのか。
「JSA」「シュリ」などが大人気だった韓国にとって、ノスタルジックで心があたたまる岩井美学は、私以上に衝撃的だったはず。
今も色褪せない独特の映像美も、何度観ても心洗われます。
韓国人気と同じくらい気になっていた中山美穂のヒロイン起用。
黒髪ロングの印象が強かったミポリンが、ショートヘアで登場する「Love Letter」。
その姿に、脱アイドル、女優としての意気込みが感じていました。
番組では、まさにその部分にも触れられていて、私の長年の疑問も解消。
岩井俊二をはじめ、共演したことがあるキム・ジェウク、妹の中山忍のインタビューもとても貴重で興味深いものでした。
当時まだ24歳だったとは…
この作品、ミポリンなしでも語れません。
韓国では知らない人はいないとも言われた日本語。
「拝啓、藤井樹様」
からはじまり
「お元気ですか、私は元気です」
いまや天国のミポリンに向かって叫びたい名台詞。
番組放送中も、このシーンを観ただけで予想以上に目頭が熱くなり、ボロボロ泣けてきました。
これまでも何度も観たけれど、これからもきっと何度も観たくなる作品です。
岩井作品の中でも、やっぱり「Love Letter」が一番好きかも。
IromegaR