韓国ドラマを観ていると、たまに登場する岩井俊二監督「Love Letter(1995)」。
当時の韓国での人気ぶりがうかがえます…
岩井作品には大きな衝撃を受けたので、韓国での大ヒットも当然だろうと思いながらも、何故これほどまでに人気があるのか疑問もありました。
そんな私の疑問を一気に解決してくれたのが、先日放送された
2026/1/28 初回放送
NHK BS「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」
~ 韓国を席巻! 映画『Love Letter』の衝撃 ~
岩井美学や韓国人気だけでなく、「Love Letter」における女優中山美穂に関する疑問も一気に解けた素晴らしい番組でした。
韓国での正式公開は1999年で、動員数は140万人以上。
ひと足先の1997年香港返還にばかり注目して、香港映画ばかり観ていたけれど、韓国もまた日本文化の段階的開放がはじまった時期でもあったのですね。
ウォン・カーウァイだけでなく、岩井俊二もお国の影響があったのは意外でした。
韓国では海賊版が出回り、公開前からかなりの若者たちが観ていたそう。
1995年公開のミニシアター作品が、なぜここまで韓国の人の心をとらえたのか。
「JSA(2000)」「シュリ(1999)」などが人気の主流だった韓国にとって、ノスタルジックで心があたたまる岩井美学は、私以上に衝撃的だったことでしょう。
今も色褪せない独特の映像美も、何度観ても心洗われます。
個人的に韓国人気と同じくらい気になっていたのが、中山美穂のヒロイン起用。
アイドル時代の黒髪ロングの印象が強かったミポリンが、ショートヘアで登場する「Love Letter」。
その姿に、脱アイドル、女優としての意気込みを感じていました。
番組では、まさにその部分にも触れられていて、私の長年の疑問も解消。
岩井監督をはじめ、共演したことがあるキム・ジェウク、妹の中山忍のインタビューもあり、とても貴重で興味深いものでした。
当時まだ24歳だったとは…
この作品、ミポリンなしでは語れません。
「お元気ですか」
韓国では知らない人はいないとも言われた日本語。
「拝啓、藤井樹様」
からはじまり
「お元気ですか、私は元気です」
いまや天国のミポリンに向かって叫びたい名台詞。
番組放送中も、このシーンを観ただけで目頭が熱くなり、ボロボロ泣けてきました。
世界20か国以上の国や地域で公開され、今なお愛され続ける名作。
2025年1月の計9回目となる韓国リバイバル上映では、観客動員数10万人を突破、今なお20代の若者たちにも人気があるそう。
これまでも何度も観たけれど、これからもきっと何度も観たくなるはず。
1995年公開から30周年の2025年、日本でも4Kリマスターされ上映。
4Kリマスター版のエンドロールには
Dedicated to the memory of Miho Nakayama and our filmmaking fellows in heaven.
中山美穂さんと天国にいる映画製作仲間たちの思い出に捧げます
岩井俊二監督との最高のパートナー、「光のマエストロ」篠田昇カメラマンが偲ばれ、また胸が熱くなりました。
はじめて「Love Letter」に出会った衝撃、いまでも忘れられません。
岩井監督と「東京日和」で監督兼主演をつとめた竹中直人氏との対談もよろしければ…
「東京日和」もミポリン主演の素敵な作品ですよ。
画像は公式サイト・からお借りしています
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