『青春の記録』キスシーン感想
青春の記録(全16話)
청춘기록
Record of Youth
tvN 2020年
日本初放送:Netflix 2020年9月
IromegaR評価
ストーリー
キスシーン
ケミストリー
演出:アン・ギルホ
脚本:ハ・ミョンヒ
出演:パク・ボゴム、パク・ソダム、ピョ・ウソク
パク・ボゴム入隊後に放送された事前制作ドラマ
入隊前の20代、青春真っただ中の青年たちの夢と恋の記録
ここから先は超ネタバレのためご注意下さい
「青春の記録」感想
キャスト
パク・ボゴム(ヘジュン役)
素に近いイイ子役が多めだっただけに、時にちょっと乱暴なくらい我が強いヘジュンは、ザ・演技といった感じでとっても新鮮でした。
ゆえに序盤は肩に力が入り過ぎてる感じもあったけれど、汚れなく人に媚びない一途な青年は、パク・ボゴムだからこそしっくりくるキャスティング。
「応答せよ1998」メンバーで出演した「花より青春アフリカ編」では、運転もままならないマンネでしたが、スムーズなバッグ駐車など上達した運転シーンは、感慨深いものがありあました。
ピアノや歌の披露も、これからしばらく見られなくなるファンへのサービスだったのも。
もう入隊なんて信じられませんが、入隊前最後の作品としてもぴったりの作品選びでしたね。
パク・ソダム(ジョンハ役)
ショートカットがトレードマークだったので、ロングヘアというだけでもかなり新鮮。
それほど華があるわけでもないのに、相手役を少年に戻してしまう不思議な魅力のある女優さん。
今回の相手役は、存在自体が少年のようなパク・ボゴムでしたが、ハ・ミョンヒ脚本家のテンポ良いセリフのやりとりも良かった。
一重女優に対しては演技評価もどちらかというと辛口になる傾向が強いですが、映画での評判に対し、ドラマ評価は低め。
個人的には「シンデレラと4人の騎士」もよかったですが、ドラマでも大衆の評価が得られる日を期待したいところです。
ピョン・ウソク(ヘヒョ役)
イケメンだけれど、イマイチ演技力が追い付いていないというピョン・ウソクまんまのような役。
三角関係になるのかと思いきや、ラブラインがないのは意外でちょっと残念。
ヘジュンとの微妙な優劣をうまく表現しながら、ブロマンスに徹していました。
オーラが少しずつ出始めているようにも思えるので、次回作に期待。
クォン・スヒョン(ジヌ役)
「空から降る一億の星」「アビス」などクールな役の印象が強かったですが、3人の中で一番庶民感覚で共感できたジヌ。
嫌味のない劣等感も、母親似で一言余計な素直さも魅力でした。
ピョン・ウソクにはないロマンスがあったのには驚きですが、年下男なんかもうまく演じてくれそうですね。
- ハ・ヒラ(ヘジュン母)
一般家庭の奥様にはもったいない清楚感なのに庶民感覚。
応援したくなるこれまでにない母親像だったように思います。
夫チェ・スジョンとのカメオ共演も楽しい。 - ハン・ジニ(ヘジュン祖父)
スーツ姿が定番だけに、一般家庭のハラボジ役自体が新鮮。
こんな素直に過ちを認められる大人が増えたら、もっと豊かな高齢化社会になれるだろうに。 - イ・ジェウォン(ヘジュン兄)
オ・ジョンセ同様、登場するとわくわくするシーンスティラー。
融通が利かず、空気が読めない…長兄。勉強が出来る父親似のキャラは愛くるしくもありました。 - シン・ドンミ(ヘジュンマネージャー)
ヘジュンの兄とロマンスもあるのかなと思われたのに残念。 - ソン・チャンミン(ジョンハ父)
善悪極端な役どころが多いですが、今回は素敵な父親役でした。
演出×脚本
「愛の温度」脚本家ハ・ミョンヒ×入隊前のパク・ボゴム。
パク・ボゴム×パク・ソダムも斬新だなと思いましたが、その他の俳優さんたちも新たな魅力を引き出す見事なキャスティング。
そして、脚本家つながりのカメオ出演も豪華。
- パク・ソジュン「温かい一言」
- ソ・ヒョンジン「愛の温度」
- イ・ソンギョン「ドクターズ」
初回から「偶然見つけたハル」のダノ並みのテンポ良いキム・ヘユン。
「梨泰院クラス」にカメオ出演したパク・ボゴムのお返しのようでもあるパク・ソジュンとカン・ハンナ。
ソ・ヒョンジンは、「キムサブ」のソジョンを見ているような懐かしい医師姿。
「応答せよ1988」でパク・ボゴムと共演したヘリが出演していたのも印象的でした。
絶妙なセリフのやりとりで淡々としているようで、見終わった後の満足感とほっこり余韻の脚本は相変わらず。
「秘密の森」「WATCHER」のアン・ギルホ監督だけに、先が知りたいと思わせる含みを持たせた演出も素敵でした。
まさに青春の記録だったラストですが、欲を言えばもう一話プラスしてでも、もっとヘジュン周辺の人々の2年後も知りたかったかな。
「青春の記録」キスシーンまとめ
パク・ボゴム パク・ソダム
(ヘジュン×ハジョン)
6話キス
ヘジュンの弾き語り後、お互いの気持ちを確かめ合うかのようなファーストキス。
連弾や雨の中でのダンスシーンは、アン・パンソク監督の「密会」「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」を彷彿させます。
7話でもじっくり見せてくれるアン・ギルホの演出も素敵でした。
7話キス
これまでにないオスを感じるパク・ボゴムの視線と、何時も取り乱すことなく冷静なジョンハが微笑ましいシーン。
車でのキス、承諾を得るキスという点で、「愛の温度」のジョンソンとヒョンスを彷彿させます。
誠心誠意愛する真摯なヘジュンを象徴するシーンでした。
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