『恋愛ワードを入力して下さい』キスシーン感想
恋愛ワードを入力して下さい(全16話)
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tvN 2019年
日本初放送:Mnet 2019年10月
IromegaR評価
ストーリー
キスシーン
ケミストリー
演出:チョン・ジヒョン、クォン・ヨンイル
脚本:クォン・ドウン
出演:イム・スジョン、チャン・ギヨン、イ・ダヒ、チョン・ヘジン
ポータルサイト企業で働く、恋にも仕事にも一生懸命な3人の女性戦士たちの愛と友情物語
ここから先は超ネタバレのためご注意下さい
「恋愛ワードを入力して下さい」感想
キャスト
イム・スジョン(ぺ・タミ役)
40とは思えない相変わらず可憐なイム・スジョンですが、年相応の女性の強さと弱さがうまく表現されていました。
経験によって培われる後輩への細やかな気遣いと出世欲、年齢を重ねるほどに臆病になるリアルな恋愛観。
仕事をしっかりこなしながらも、モゴンの翻弄される年上女子をリアルに演じていました。
年上女子役だけに「シカゴタイプライター」のような、積極的なキスシーンがあってもよかったように思います。
チャン・ギヨン(パク・モゴン役)
長身で落ち着きあるチャン・ギヨンにぴったりだった年下男子モゴン。
若さでただ思いのまま突き進むのではなく、巧みな話術で駆け引きするモゴン節は見どころの一つでもありした。
先輩女優とのキスシーンは、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」のチョン・ヘインのように、少し物足りない感じもありましたが、こんな素敵な年下男子役は二度とないですよね。
「ここに来て抱きしめて」とは、また違った魅力があふれていました。
イ・ダヒ(チャ・ヒョン役)
イ・ウンボク演出の「秘密」でも、とにかく美しさが際立っていたイ・ダヒ。
妖艶な魅力には悪女がよく似合いましたが、イ・ウンボクの弟子ともいえるたチョン・ジヒョンは、チャーミングに仕上げていましたね。
嘘がつけないまっすぐさゆえに一番男らしい反面、3人の女性の中で一番愛くるしい存在でもありました。
きついイメージのイ・ダヒでしたが、恋人の前でも心の声がダダ漏れのヒョンは可愛すぎました。
容姿だけでなくOST参加した綺麗な歌声にも驚かされました。
チョン・ヘジン(ソン・ガギョン役)
哀れな運命ながらも、しっかり自身を受け止め生きる無駄のない優等生ガギョン。
両親にまで利用される始末ゆえに、愛の受け取り方を忘れてしまったように生きる姿はせつなくも憎めない。
そして何より言い訳しない潔さがかっこよ過ぎですが、ヒョンには嫌われたくない可愛さも。
一番地味なようで、実はものすごいオーラを放っていました。
馴染みがない女優さんでしたが、イ・ソンギュンの奥様だったのですね。
元々それほど華があるタイプの女優さんではないようですが、ガギョンはハマり役でしたね。
イ・ジェウク(ソル・ジファン役)
チャン・ギヨンと共に注目されていたもう1人の若手、イ・ジェウク。
思いのままに振る舞うヒョンに翻弄される、ちょっと当惑気味の考え込んだ表情がたまらなかったですね。
壮絶な出会いだったにも関わらず、ヒョンのすべてを受け止めたジファン。
2人のロマンスシーンは主演に勝るくらいの楽しさがありました。
チ・スヒョン(オ・ジヌ役)
3人の女性の中で一番気難しいがギョンへ、究極の愛を貫いたジヌ。
ガギョンとは似たもの同士ゆえに、ちょっとゆがんだ愛し方ではありますが、3人の男性の中で誰よりファンタスチック。
色黒が際立ちましたが、大人の色気でチョン・ヘジンとのケミはサイコーでした。
- イェ・スジョン(ジヌ母)
理解ある母や祖母役が多かったので、性悪姑役は新鮮でした。 - クォン・ヘヒョ(バロ代表)
どことなく気の抜けた役どころが魅力ですが、ブライアン役職復帰の闊歩シーンはかっこよ過ぎました。 - イ・テリ(コドリ)
いまいち花咲かないイ・テリですが、ちょい役でも見つけると嬉しくなります。 - イ・ドンウク(タミ元カレ)
イム・スジョンと恋愛映画で再共演の話も。実現なるか。 - ユン・ジュマン(ハッカー)
悪役でも際立つイケメンぶり。そろそろ良男姿もみ見てたいですね。 - ピョン・ウソク(ミンギュ)
思ったより出演が少なくてびっくり。
演出×脚本
「ミスターサンシャイン」をイ・ウンボクと共同演出したチョン・ジヒョンと、キム・ウンスク脚本家の補助だったクォン・ドウン脚本家がタッグを組んだという今作。
キム・ウンスクを上回るような、時に苦笑したり思わず唸ってしまう小洒落た台詞たち。
映像美はもちろん、台詞なしでたっぷり見せ感情を揺さぶってくる演出の数々。
よい意味でイ・ウンボクとキム・ウンスクの影が感じられる作品でした。
三人三様の女性たちとそれぞれの魅力を理解し愛する男性たち。
タミを言葉巧みに操っているように見えるモゴンは、実は過去のトラウマから抜け出せない、母性をくすぐるただの年下くんだったり。
新人俳優と恋愛が実るのものの、ずっと敬語のジファンに不満だらけのヒョンだったり。
政略結婚ながら、自分を犠牲にしてまでも直向きにガギョンを愛するのがジヌだったり。
どれもメインになるほどの魅力を持ったロマンスたち。
来月のクレジットの支払のために働くというタミの台詞。
恋人さと母に言ってくれないタミに不満なモゴン。
元カレでつながるタミとヒョン、ドンジュの3人。
会社ではクールなのに、家ではマクチャンドラマにはまるヒョン。
ガギョンの手料理を嬉しそうに食べるジヌなど。
リアルなファンタジーで、ブラックユーモアとのバランスもとっても心地良い。
キスシーンだけが名場面になりがちなのに、長回しで見せるモゴンやタミの涙、ブライアンの復帰、ガギョンの離婚シーンなど、すべてが名場面にさせてしまうカメラワーク。
台詞なしで感情を表現する映像に、スタイリッシュなOSTの力も加わり、何度心震え、くすぐられたことか。
15話ラストのタミとモゴンの涙も美しかったですね。
そして、最後に明かされる「WWW」の意味。
3人の潔さが後を引く、見終えた後の爽快感。
同スタッフで是非次作も期待したいところです。
「恋愛ワードを入力して下さい」キスシーンまとめ
チャン・ギヨン イム・スジョン
(モゴン×タミ)
8話キス
臆病な2人なのに、若さゆえに押しが強いように見えていたモゴン。
やっと思いが叶ったファーストキスのわりには、あまり熱を感じないモゴンとタミ。
年上女優に緊張気味のチャン・ギヨンはしょうがないですが、イム・スジョンにはもっとリードして欲しかったですね。これまで喰われるような濃厚キスを受けてきたイム・スジョンだけに、完全に受け身の女優を感じました。
9話キス
モゴン宅で、口紅を塗り直したダミへのキス。
思いの趣くままに恋人にキスできるモゴンが幸せそうで可愛いシーン。
モゴンの後をパタパタ追いかけるオンナのダミが可愛いシーンでもあります。
12話キス
給湯室で社員の目を盗んでのキス。
キスの感想とも思わせるような、モゴンの社員の問いかけに対する返答。
コーヒーの香りや五感を刺激する素敵なシーンのひとつですね。
最終話キス
自宅のソファでくつろぎながらのキスを受けるタミの回想キス。
後半はリアルな2人の恋でしたが、結局年齢差なんて関係なく、うまくいく人はいくし、いかない人はいかないってことなんですけどね。
思わず微笑んでしまう、ラストの抱き上げハグも素敵でした。
縁のある人は再会もとっても自然なものですよね。
キスシーンより、台詞のやり取りのほうが印象的な2人でした。
イ・ジェウク イ・ダヒ
(ジファン×ヒョン)
14話キス
駅に忘れたケータイを取りに来たジファンと再会&告白キス。
長回しの台詞のやり取りとキスの間がとってもいい。
衝動的にキスしてしまうヒョンのいいわけも、ジファンからのキスも、音と光の演出が美しいシーン。
最終話キス
周りに気付かれないジファンだからこそできる、入隊直前のヒョンからのキス。
とっても乙女なのに、変に駆け引きしない潔いヒョンの恋愛生活は、羨ましかったですね。
タミとモゴンより、素敵なキスシーンが多い2人でした。
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