『適齢期惑々ロマンス ~お父さんが変~』キスシーン感想

2018-03-29

「適齢期惑々ロマンス ~お父さんが変~」(全52話)
아버지가 이상해
My Father Is Strange
KBS 2017
日本初放送:KBS World 2017年6月

IromegaR評価
キスシーン 
ストーリー 
ケミストリー

脚本:イ・ジョンソン
演出:イ・ジェサン

出演:キム・ヨンチョル、キム・ヘスク、リュ・スヨン、イ・ユリ、イ・ジュン、チョン・ソミン、ミン・ジヌン、イ・ミド、ファヨン、アン・ヒョソブ

重大な秘密を抱える父を持つピョン家のドタバタ劇
美人3姉妹の恋模様と徐々に明かされていく父の秘密

 ここから先は超ネタバレのためご注意下さい

「適齢期惑々ロマンス ~お父さんが変~」感想

イ・ジュン出演ということで見始めましたが、ドロドロの「いとしのクム・サウォル」の後だったので、泣いて笑って予想以上に楽しかったです。

まず、2017KBS演技大賞にも輝いた、変なお父さん役のキム・ヨンチョル。
優しい男」「王女の男」などスマートな父親役の印象しかなかったので、こんな庶民的な父を演じていること自体が心外。
母親役のキム・ヘスクも相変わらず素晴らしく、へヨンの結婚スピーチやジュンヒへの謝罪シーンなど、泣ける名場面が多かったです。
2人のケミも素晴らしく、本当に素敵な夫婦でした。

そして、そんな夫婦の思いを引き継ぐ4人の子供たち。

長男役ミン・ジヌンは「おひとりさま」でのおちゃらけキャラとは正反対。
妻役のイ・ミドは「優しくない女たち」同様、やっぱり小憎たらしい役。
最近はホント嫌な気分にさせられることが多いですが、演技の幅が広い名脇役。
ピョン家にお嫁に来たことで少しずつ改心、姑に自身の生い立ちを明かすシーンは、ジーンとさせられました。

長女役イ・ユリははじめて見ましたが、ものすごいカメレオン女優ですね。
キム・ソヨンの降板で、ギリギリにキャスティングされたようですが、彼女でなければ作品自体の印象が変わってしまったのでは、と思えるほどに存在は大き過ぎました。
しっかり者だけど自己中心的、クールなんだけれどここぞという時は愛情深く守ってくれる、カッコイイ女性へヨン。
再審を願って、父の親友に泣きながら想いをぶつけるシーンも最高でした。
そんなへヨンの女性としての弱い部分も含めて、大きな器で受け止める夫役のリュ・スヨン。
怒りをぶつけられても、甘えさせてくれて、慰めてくれて、励ましてくれる、理想の夫の実生活での妻がパク・ハソンなのにはびっくり。
ベストカップル賞も納得、とにかく自由奔放なのに、素敵な夫ジョンファンに支えられているへヨンは羨ましい限りでした。

そして勘違いちゃっかり美女、三女ファヨン。
へヨンのコミカル性を引き継ぎながらも、鋭い洞察力と社交性を兼ね備えるラヨン。
彼役のアン・ヒョソブを引き立て、会長とのやり取りも痛快、新人賞を受賞しました。
アン・ヒョソブはキム・ユジョンと共演のドラマも控え、今後もますます注目されそう。
キム・ユジョンの体調不良のため延期中ですが、きっと大ブレイク作になりそうなので、二人の共演が実現することを切に願います。
演技的にはもうちょい欲しい感じなのですが、真っ直ぐで恋愛ベタなチョルスが素敵で、とても可愛いケミカップルでした。

意外に思ったよりゆっくり恋が進展していった次女チョン・ソミン。
三姉妹の中で一番親身でほっとけないタイプで、ゆえにジュンヒとの間で大きく揺れました。

元々は新たなイ・ジュンに出会いたくて、視聴し始めた作品でしたが、大根役者を演じるのも、やはり上手かったですね。
ただロマンスはちょっと残念で、実生活でもチョン・ソミンとイ・ジュンは結ばれましたが、ケミはイマイチだったかも。
それでもプロポーズシーンは素敵でした。

そしてベテラン勢も揃っていました。
一見かなり自己中なジョンファン両親、母ソン・オクスクと父カン・ソグの2人。
ソン・オクスクはイケメン達の母親役の度に羨ましいのですが、両家の顔合わせでの衝突、ピョン家両親の結婚式、チコへの嫉妬など、おちゃめな天然ぶりが素晴らしかったです。
大好きなオンマ女優2人の共演も見どころのひとつ、敵対するシーンはホントに上手過ぎ。

チョルスの父で会長のイ・ビョンジュン、ジュンヒの母キム・ソラなどもナイスキャスティングです。

ピョン家の子供達にとっては叔父夫婦、おちゃらけイ・ジュニョクとスマートで賢いイメージのチャン・ソヨン夫婦のキャスティングもおもしろい。
はじめは庶民的なチャン・ソヨンにとても違和感がありましたが、思わず心の声が漏れてしまう愛くるしいキャラが、いつのまにか定着していました。

再審請求する長女、身分証を手渡す長男、結婚式ビデオ担当の長女婿、式場を押さえる義息子とメイク担当の嫁、子供たちの職業やパートナーの選択もすべて父のためだった、と思えるような計算され尽くした脚本。
予定の50話の時点では全くおさまりきれていなかったですが、2話延長されたことで素晴らしいエンディングに仕上がっていました。
先の見えたような最終回も駆け足ではなく、一人一人丁寧に描かれ、ちょっと意外な展開もアリ、最後まで笑って泣けました。

同棲、結婚インターン制、親との同居、契約結婚、卒婚、結婚にこだわらない女性…。
韓国の恋愛事情もだいぶ変わり、社会のしくみの変化がうかがえるのも家族ドラマのよさ。
就職難、女性の出世、産休、流産、高齢出産、子宮筋腫や乳がんなど、父の秘密だけにとどまらず、日常起こりうる女性たちの問題もすべて詰まる久々に楽しい家族ドラマでした。

「適齢期惑々ロマンス ~お父さんが変~」キスシーンまとめ

イ・ユリ  リュ・スヨン
(へヨン×ジョンファン)

「2017 KBS演技大賞」ベストカップル賞も受賞した長女カップル
酔っ払い成りゆきキス(3話)、お互いの想いを再確認するキス(6話)、冬ソナキス(17話)、南山タワーキス(19話)、プロポーズキス(29話)まで、とにかく序盤を盛り上げてくれた、大学時代から心底惹かれ合う「호두~」「까기~」と呼び合うくるみ割りカップル。
プロポーズでさえ笑いあり、いやらし過ぎないセクシーさとコミカルさのバランスがサイコーでした。
はじめはウザくも感じていたジョンファンですが、後半はホントに素敵な婿様。
しっかり者でクールなへヨンが、唯一女性らしくも子供っぽくもなれる、ジョンファンの胸の中。
優しく背中をさすって抱きしめてくれるシーンは、ホントに羨ましい限りでした。

チョン・ソミン  イ・ジュン
(ミヨン×ジュンヒ)

俳優とマネージャー、兄と妹、実生活でも恋人へと発展した次女カップル
マネージャーとしてキスマークをつける30話からもゆっくりと、48話のファーストキス以降は急展開を見せたカップル。
くっつくまでは、じれったくて気になっていたのですが、いざ想いが通じ合うと思いのほかケミが微妙でびっくり。
イ・ユリやファヨンが素敵過ぎたためか、チョン・ソミンの物足りなさが目立ちました。
48話以降毎回のようにキスシーンも続きますが、シーン設定も悪くないのに残念なカップル。
それでも最終話のプロポーズシーンは共感できました。
久々にイ・ジュンのラブラブモードも見られたのに、期待し過ぎたのか不完全燃焼な感じです。

ファヨン  アン・ヒョソブ
(ラヨン×チョルス)

恋愛未経験の好青年とナルシスト三女が繰り広げる爽やかカップル
告白(22話)からおつき合い開始(24話)、ファーストキス(25話)、ファーストデートキス(27話)まで、意外に早い展開で中盤を盛り上げたマンネカップル。
恋愛未経験のチョルスに手ほどきしながら、ファヨン優先で進展していく恋模様が、微笑ましかったです。
一筋だったサッカーへの情熱は、ラヨンに向いてもやはりまっすぐ。
すがすがしいくらい想いを口にするチョルスは、可愛くも素敵でした。
後半はチョルスも大成長、一度ラヨンに別れを告げるも和解のブランコキス(47話)、会長に交際の許しを得ての嬉し過ぎキス(最終話)、最後までケミがサイコーでした。
ちなみに双子役のソン・ウォンソクも101メンバーです。

キム・ヨンチョル  キム・ヘスク
(ユンソク×ヨンシル)

最後までお互いを思い合う見本のような主演夫婦
日本とは違いベテラン勢のキスシーンもたまに拝見できる家族ドラマ。
子供たちの結婚式でもキスシーンはなかったはずなので、まさか最終話の結婚式でキスシーンがあるとは思いもよらなかったです。
つられて発情するジョンファンの母、ソン・オクスクにも最後まで笑わせてもらいました。
いくつになっても感謝の気持ちを口にできる男性は素敵ですよね。
笑い担当のチャ家、泣き担当のピョン家、対照的な2組の夫婦はどちらも素晴らしいケミカップルでしたが、最後はよい意味で影響しあう素敵なエンディングでした。

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Posted by fan