『ある春の夜』キスシーン感想

2019-08-29

ある春の夜(全16話)
봄밤
One Spring Night
Netflix MBC  2019
日本初放送:Netflix 2019年7月

IromegaR評価
ストーリー    
キスシーン    
ケミストリー  

演出:アン・パンソク
脚本:キム・ウン
出演:ハン・ジミン、チョン・ヘイン、キム・ジュンハン

ここから先は超ネタバレのためご注意下さい

「ある春の夜」感想

映画「チャンス商会」にも出演していた主演の2人ですが、本格的な共演は初めてですね。
実年齢ではヌナであるハン・ジミンがしっかり引っ張っていってくれたことで、とても清々しい作品に仕上がっているように思いました。

キャスト

 ハン・ジミン
ソン・イェジンのオファー後に引き受ける女優さんたるやと気になっていましたが、アン・パンソク作品の雰囲気にも合う実力派のハン・ジミンで納得。
「屋根裏のプリンス」などほんわか可憐なイメージが強かったですが、「知ってるワイフ」など恐妻ぶりなどでもわかるように、幅広い演技で百想芸術大賞受賞も納得の女優さんと化しましたね。

実年齢からして、ジョンインはてっきりジホより年上なのかと思いきや、35歳でジホと同い年という設定。
ずっと2人は30歳の設定なんだと思って最後まで視聴していたので、落ち着いた雰囲気のせいかチョン・ヘインが実年齢より上の設定だったのは驚きでした。
30歳にしろ35歳にしろチョン・ヘインと同い年設定でイケるハン・ジミンはやはりすごい。
さすがにソン・イェジンでは無理がありそうなので、彼女向けに変更されたのでしょうか。
主演2人のケミはヨイとして、ジホの親友たちのことも考えると、ハン・ジミンが若返って30歳という設定の方がしっくりくる気がしました。

キレイさと可愛らしさ、大人っぽさと子供っぽさが混同しながらも、演技力も兼ね備えている女優さんってなかなかいないなと改めて感じました。

小さな体で物怖じしないパワフルさと情に厚い涙もろさを兼ね備えるジョンイン。
果敢に立ち向かう姿にスカッとさせられたかと思えば、途端に情にもろい弱い女子へと化したり。
とにかく自分に正直であろうとするジョンインは、強さ弱さに関わらずジホでなくとも思わず抱きしめたくなる愛くるしいヒロインでした。

個人的には泣き顔がキレイな女優トップ3に入る女優さん。
泣きじゃくるジョンインから怒り悪ふざけするジョンインまで、ハン・ジミンの魅力が最大限に生かされた役どころだったと思います。
眼差し、表情、容姿までハン・ジミンにしか表現できないジョンインを見事に演じきっていました。

 チョン・ヘイン
「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」に引続き同スタッフで主演オファーされたチョン・ヘイン。
特にキム・ウン脚本家のお気に入り度合を感じましたね。
パク・へリョン×イ・ジョンソクのようにもう1回くらいあっても嬉しいですね。

どうしても前作のジュニ役と比べてしまうジホ役。
キム・ゴウンとの共演映画なども経て恋愛ものにも慣れたきたのか、ハン・ジミンの積極度でカヴァーできていただけなのか、いずれにせよ前作では唯一物足りなかったキスシーンも違和感なく見られました。

相変わらず表情演技は見事で、ギソクの前で豹変するジホは怖いくらいの存在感でした。
後ろ姿でも十分感情表現できる素晴らしい俳優さん。
ほかの監督さんならどんな演出をしてくれるのだろうと、今後もますます期待したくなります。

次作のお相手役はチェ・スビン。
積極的な女優さんですが、ぐんぐん引っ張っていくオッパぶりも拝見したいものです。

 キム・ジュンハン
あらゆる人脈と手段でプライドをかけてジョンインをつなぎ止めておこうとするギソク役を好演。
ジホやヒョンスへの静かな攻撃が、より強かさを際立たせた今作最大の問題児であり、人間味ある役どころ。
出世欲、職権など男性社会のせつなさもアン・パンソク作品の見どころの1つですが、公私で翻弄されるギソクもなかなかリアルな存在。
ギソクとジョンインの父親同士の駆け引きもポイントとなっていました。

 イム・ヒョンス
先輩ギソクとの間で揺れるジホの親友役でドラマデビューしたイム・ヒョンス。
同名ヒョンス役でしたが、若き日のソン・ジュンギをもっと爽やかにしたような端麗さで目を惹きました。

バスケ、職場とどこへいっても逃げ場もなく落としどころもないヒョンスは、一番せつない役どころだったかもしれません。
同じくジホの親友役のイ・チャンウとのデコボコぶりも見どころでした。

チョン・ヘインは憧れの先輩とのことで、彼にとっても忘れられないデビュー作となることでしょう。
デビューは遅いものの、パク・ボゴムなどと同じ花の1993年組で兵役済みなので、今後の活躍にも期待大です。

演出×脚本

大ヒットした「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」のアン・パンソク監督×キム・ウン脚本家による第2弾。
主演は惜しくもソン・イェジン×チョン・ヘインとはいかなかったですが、時期尚早な感もあったので正直ほっとしている部分もありました。

多額の制作費をかけての海外ロケで綺麗な映像の韓国ドラマも増えてきましたが、些細な日常をドラマティックに切り取るアン・パンソク監督にはやはりかなわないですね。

それほど小道具の演出は少なかったものの、恐竜グッズや車を使ってのウヌと大人たちの対照的な心理描写はさすが。
チョン・ヘインが得意なバスケシーンも自然な心憎い演出でしたね。

今回はDVと彼氏の後輩のしかもワケあり子持ち男子を愛してしまう恋愛タブー。
初めから波乱を予感させる設定でしたが、恋をすると今まで知らなかった自分に翻弄される姿がリアルに描かれていました。
ジョンインはこれまでのアン・パンソク作品で一番カッコイイ女子だったかもしれません。

前作で鬼母だったキム・ヘヨンが、今夏は娘に理解ある良妻役でリベンジする姿にも監督の愛が感じられました。
その他にもアン・パンソク作品おなじみのメンバーが、前作とはまた違った形で主人公たちを支える姿で登場する度に楽しませてもらいました。

姉妹愛、友情、出世欲、夫婦・親子関係など、前作とはまた違った密度で描かれており、名コンビによる第3弾も見てみたい余韻を残す作品でした。

「ある春の夜」キスシーンまとめ

チョン・ヘイン  ハン・ジミン
(ジホ×ジョンイン)

 9話キス
公園でのファーストキス。
ずっと自制してきたジホがほんの少しだけ解放されたようなシーン。
ジョンインのおふざけにも動じず、手をしっかりと握りしめるジホが印象的でした。

 10話キス
ジホの実家のクリーニング店での密会キス。
返事の代わりにキスするジホが微笑ましい。
家族の中で一番先に2人の関係を知るのはやはりこの人、焼酎好きのジホの父。
羨ましくなるような父親像のオ・マンソク。

 11話キス
暗証番号を教えてもらい、ジホ宅でラーメンを食べながら待つジョンインのお出迎えキス。
積極的なジホに子供のようにはしゃぐジョンインが可愛すぎる名シーン。

 12話キス
ジホ宅での初夜キス。
ウヌの写真に反応するジョンインの姿は、女心揺さぶる演出。

 13話キス
姉妹揃って寝相の悪いジョンインとの添い寝を避け、ソファーでひと眠りするジホへの悪ふざけキス。
小さな体でジホの懐に潜り込む、朝からアクセル全開の愛くるしいジョンイン。
母にジホの子持ちがバレて、職場の地下で泣きじゃくるジョインを心配して駆けつけたジホにイタズラキス。
ウヌを巻き込んでのプロポーズ作戦が成功した帰り道でのキス。
色々ありながらも2人の幸せが最高潮に達する13話。

 15話キス
連絡をくれないジホに腹を立てて、ウリ薬局で待ち受けるジョンインへの気持ちを落ち着かせる薬キス。
どんな時もまっすぐで正直なジョンインと母親のように心配する薬局先輩役ソ・ジョンヨンの心憎い演出。

 最終話キス
誓約書の誓いを守れなかったジホとの仲直りキスとウリ薬局の控え室でのラストキス。
ラストはあえて2人が見え隠れする演出で、視聴者の想像にお任せするアン・パンソク手腕。
最後まで演出力に舌を巻きました。

「ある春の夜」が見られるのはNetflixだけ
その他の独占配信

Amazon Music Unlimited

One Spring Night (Original Television Soundtrack)

「ある春の夜」OSTも聴き放題
OST 配信リスト

Sponsored Links

DRAMA

Posted by fan