無残を極めた美しき愛と復讐物語ー『ペントハウス3』ストーリー感想

「ペントハウス3」ストーリー感想

ストーリー評価 

ネタバレにご注意

ありえない設定で熱演するベテランたちを、真剣に演出しているであろうに、どこかチグハグでバランスが悪い「いとしのクム・サウォル」は、これまで見た中で最高にお粗末なマクチャン。

いろんな意味で衝撃を受けたマクチャンの印象を覆したのは、同じキム・スノク脚本の「ペントハウス」。

キャストの熱量もさることながら、高級タワーマンション、芸術高校声楽科が舞台、上流階級を上品に描いた演出の素晴らしさも勝因だろう。

いつ失速してもおかしくなほどの盛り上がりをみせるのに、シーズンを重ねても全く衰え知らずの勢い。
新事実の発覚と共に新たに生まれる憎悪劇は、エンドレスのようにも思えたが、ラストは実に現代らしいともいえる。

チュ・ダンテに似てしまうソッキョン、チョン・ソジンになりきれないウンビョル。
親を選べぬ悲劇は、欲にまみれた親たちの選択ミスに過ぎないのに、親と駆け引きしなければならないほどに追いつめられる子供たちがまたせつない。

高慢ちきから高潔さを増して成長してゆく子供たち。
翻弄してきた親たちの死にざまが、無残にもどこか美しく尊く神聖にすら感じてしまう不思議。

最後の最後まで変わらぬ、大どんでん返しによる期待と失望が交錯しながらも、静かに終焉と向かっていく憎悪劇。
始終ソクフンとロナの恋模様も気になったが、終わってみれば、数奇な運命を背負った美しきスリョンとローガンの愛の物語でもありました。

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Posted by fan