メインカップルがイマイチだった-『今、別れの途中です』キャスト感想
『今、別れの途中です』キャスト感想
キャスト評価
ネタバレにご注意
ソン・ヘギョ×チャン・ギヨン、人気のふたりの主演決定に、制作前から放映権が販売されたりと、話題性があり過ぎた作品。
チャン・ギヨンの最新作は見たいけれど、苦手なソン・ヘギョが相手役なのには、怖いもの見たさもありました。
ふたりとも「ボーイフレンド」「WWW」で年下男子ものは、経験済みですから。
ふたりのロマンス中心と思いきや、いざ蓋を開けてみたらば、三人三様の女性たちの恋愛模様を描いた作品。
しかも、メインともいえるソン・ヘギョ演じるハ・ヨンウンカップルの存在が一番薄かった。
冷静沈着なヨンウンのセリフには、はっとさせられるけれど、共感となると話は別。
甘えるようなシーンはいつも微妙ですが、シン・ドンウクとのケミもイマイチ。
仕事人間としてはピッタリなのですが、ロマンスとなると相変わらずしっくりこない。
チャン・ギヨンも「WWW」のモゴン並みの年下男子ぶりだったのですが、真剣なまなざしは眼力が強過ぎて、サイコパスでないんだからと、思わず突っ込みたくなるほど。
見終わってみれば、キム・ジュホンのほうが印象に残っているほどに、完全に押されている感じでしたが、ふたりの低音ハーモニーが、とても耳触りがよかったのは確か。
キム・ジュホンとの見事なティキタカによって、どんどん魅力を放っていったのは、ジスク役のチェ・ヒソ。
どことなく目元がチョン・リュウォンを連想させる嫌いではない女優さんですが、チェ・ヒソと気付かないくらいのイメチェンぶりで、演技的にもはじめは違和感ありありでした。
キム・ジュホンはあの低音で、どんな役にも化けますが、キム・ソノのように共演者を輝かせる才があることを、改めて感じさせてくれました。
そして、彼女なしでは語れないくらい、3人の女性の中で一番存在感が大きかったミスク役のパク・ヒョジュ。
心震わすシーンには、いつもミスクの存在があり、娘役のノ・ハヨンもキュート過ぎ。
EXOセフンの演技は初めてでしたが、地上波ドラマには初出演だったようで、憎めない役どころがぴったりでした。
「暗行御史」「恋愛は面倒くさいけど寂しいのはイヤ」などにも出演、シン・セギョンに似ていて気になっている女優ハヨンとハッピーエンドなのもよかった。
意外にユラの出番が少なく、ラストの2PMチャンソンとキム・ヨンアのシーンスティラーぶりが印象的。
ビッグネームの共演で話題でしたが、「ある日、私の家の玄関に滅亡が入ってきた」と同じく、盛り上げたのは周りのカップルたち。
イ・ジョンソク×ユナの「ビッグマウス」も微妙な予感がするのですが、除隊後初ドラマだけに是非ともハズレて欲しいですね。
2022年1月独占配信開始
観られるのは「Prime Video」だけ
「今、別れの途中です」を今すぐ観る
「Prime Video」独占配信 をもっと