『女教師~シークレット・レッスン~』キスシーン感想
女教師~シークレットレッスン~(2017年/96分)
여교사/Misbehavior
IromegaR評価
ストーリー
キスシーン
ケミストリー
監督・脚本:キム・テヨン
出演:キム・ハヌル(ヒョジュ)
ユ・イニョン(へヨン)
イ・ウォングン(ジェハ)
女教師2人とバレエ特待生美少年の奇妙な三角関係
イ・ウォングンの魅力が詰まった悲しい愛の物語
ここから先は超ネタバレのためご注意下さい
「女教師~シークレット・レッスン~」感想
一見フツーっぽいんだけれど、フツーとは違う可愛さとキレイさで目を惹く、キム・ハヌル。
見ている分にはセクシーさも感じるのに、濡れ場になると途端に残念に思うことが多かったので、今回はもうちょっと上手いキム・ハヌルを期待しての視聴。
でも、メインの濡れ場をもっていったのは、意外にもユ・イニョンでしたね。
キム・ハヌルは思い詰めたような役はとても上手いので、キャリアに対する疲れ、若い時代を捧げた恋人との別れ、女としての嫉妬など、女教師ヒョジュには共感する女性が多かったのではないかと思います。
一方で韓国のストーリーでありがちな、彼氏を奪いながらも実は慕っていると豪語するような後輩役のユ・イニョン。
「星から来たあなた」でもそうでしたが、勘違い女子でまた殺されてしまいましたね。
この2人の女教師のイラつくようなやり取りが、この映画のメインストーリーなのでしょうが、実は高校生役のイ・ウォングンが主演なのではないか、と思えるほどに輝いていました。
「太陽を抱く月」でデビューして以来、主演も増えてきましたが、ちょい役でも姿が見えればいつも気になる男子です。
彼がキャスティングされていたなんて知らなくて、見始めてびっくりだったのですが、おかげで始終彼に釘付け状態。
イ・ウォングンの魅力は、何といっても子犬のような愛くるしい満面の笑みと、クールな目元の奥に隠された冷酷さ。
2人の女性の間で見え隠れする、善と悪、無邪気さと大人っぽさ。
高校生の純粋さゆえに引き起こされてしまう事件。
こうやってまとめると、ことさらに彼が主演だったように思えてきます。
一日10時間もこなしたというバレエレッスン。
ホントに幼い頃からやっていたのではないか、と思わせるほどの美少年ぶり。
先輩女優との濡れ場も何のその、高校生役も演じられるのに、男としての魅力もしっかり兼ね備えている、バランスの良さが持ち味ですね。
ストーリー的には意外な展開でしたが、個人的にはイ・ウォングンの余韻ばかりが強く残る作品でした。
同じ高校生役で「雲が描いた月明かり」で大注目されたクァク・ドンヨンも出演しています。
「女教師~シークレット・レッスン~」キスシーン
キム・ハヌル イ・ウォングン
(ヒョジュ×ジェハ)
ホントにヒョジュのことが好きで好きでたまらないような、車内での濃厚キス。
これが演技だとしたら、スゴすぎる高校生役だったイ・ウォングン。
大女優とのキスシーンも違和感なく、むしろキレイに仕上がっているのがすごい。
ラストのヒョジュの前で豹変するジェハも上手かったですね。
ユ・イニョン イ・イウォングン
(へヨン×ジェハ)
まさかこの2人の濡れ場があるとは思わなかったです。
こんなセクシーな高校生を演じられるのは、イ・ウォングンくらいでないでしょうか。
堂々と大胆なシーンから、無邪気で愛くるしいシーンまで、やはりイ・ウォングンなしではこの映画は語れません。