韓国ラブコメ要素やアドリブがいっぱい詰まった『恋つづ』の魅力

2020-03-24

最近はラブコメがめっきり少なくなってとはいえ、ただの胸キュンだけでなく、サイドストーリー、主演のケミストリー、映像のキレイさなど、レベルの高さがうかがえる韓国ドラマ。

そんな韓国のラブコメを見慣れていると、日本のラブコメは韓国の要素を取り入れているものの、どこか薄っぺらく面白みに欠けるのですが、そんな韓流ファンもハマれたであろう、冬ドラTBS「恋はつづくよどこまでも」の魅力をまとめてみました。

韓ドラ女子がハマれない理由

ラブコメジャンルが減ってきたとはいえ、高レベルのラブコメを制作し続ける韓国。

韓国のラブコメを見慣れてしまうと、日本のラブコメが物足りなく感じてしまう理由は

  • 演技力の低さ
  • テンポの悪さ
  • 胸キュンシーンの少なさ 

などが挙げられます。

「恋つづ」を韓ドラ女子の私でも見続けられたのは、「ヒロインの演技のうまさ」「テンポのよさ」「胸キュンシーンの多さ」が大きかったです。

佐藤健のツンデレラブコメ

超ドSの医師、天堂浬を演じた佐藤健。

クールなプレイボーイ、ラブコメなんて鼻で笑ってそうな佐藤健にオファーがいったのも驚きですが、 「この年齢でやってみたかった」という、意外なコメントでオファーを受けたのはもはや衝撃。

「たかがラブコメ、されどラブコメ」で、キザな台詞もサラリとこなし、非現実キャラを演じるのは、実はかなり高度な演技力が必要。
主演を自然に演じるのは、悪役なんかを演じるより、はるかに難しいと個人的には思っています。

韓国でもラブコメへの出演を希望する俳優さんは多いですが、胸キュンしたい女子同様に、胸キュンさせられるか試してみたい、っていうイケメン野心みたいなものが、密かにあるものなんでしょうかね。

台詞回しがイマイチで、世間が評価するほど演技力は高いと思えませんが、イケメンで表情や立ち振る舞いが映える俳優さんなので、キスシーンが素敵なオリジナルの天堂浬に仕上がっていました。

この年齢でラブコメに挑戦したなんて、もはや策士としかいいようがない。

ナルシストっぽい佐藤健が、どんなツンデレを演じるのか。
佐藤健の主演抜擢は、 視聴のきっかけづくりとして十分な話題性でした。


上白石萌音の演技力

ツンデレで容姿端麗な天堂浬と、取り柄も自信もないフツー女子の佐倉七瀬。

キャラにだけ焦点を当てたらば、ヒロイン役にぴったりの上白石萌音ですが、 佐藤健の横には端麗女子という暗黙の法則からいくと、心外だった人も多いはず。

しかし、このドラマは上白石萌音なしでの成功はあり得ないといっても過言ではないです。

佐藤健との見た目の相性だけでヒロインを選んでいたら、この大ヒットは絶対生まれなかったはず。

ラブコメは主演俳優のカリスマ性はもちろん、それを支えるヒロインの演技力なしではありえない。

韓国では、あまり綺麗どころではなくとも、素晴らしい演技力でケミを大爆発させる演技派がたくさん育っているというのに、残念ながら日本には容姿に演技力が伴っている若手が本当に少ない 。

佐倉の純粋さやフツー感に共感する視聴者が多かったのは、素の上白石萌音とも重なるような一生懸命さ。

佐藤健のアドリブもしっかり受け止め、始終フレッシュ感を失わない、上白石萌音の安定した表現力は、ラブコメにおけるヒロインの重要性をしっかりと示してくれました。

初めて演技を拝見すると思っている人、上白石萌音は「溺れるナイフ」のカナ役を演じていた子です。
当時も可愛い子だとは思っていましたが、雰囲気が違うので私は全く気付いていなかったです。

意外な2人をキャスティングしたTBSはすごいと思う。

ヒゲダンの主題歌

多くの挿入歌で物語を盛り立てる韓国ドラマと違い、ドラマを語る上で最重な要素となる主題歌。

主題歌を今や曲調と声だけでも認識できるほどのピアノバンド、Official髭男dismにオファーしたというのは大きい。
そして、仕上がった「I Love…」が良すぎた。

2019年11月22日(いい夫婦の日)に結婚を発表したばかりの、ボーカル藤原聡がドラマのために書き下ろしたというのも興味深い。

あえて「I LOVE YOU」でないのは、恋人同士はもちろんのこと、友人、家族、ペット、同僚、性別など対象を問わない「LOVE」を歌った曲だから。

独特の歌詞で表現されるイレギュラーな存在を受け入れた時に広がる世界観は、まさに佐倉の登場によって世界が一変していく天堂の恋心とリンクしますが、ドラマの書き下ろしというだけでなく、ラブソングとしても完成度の高い一曲。

一度聴いたらやみつきになるようなメロディーは、初めて聞いた時からヒットを予感させ、まだ天堂と七瀬の恋に発展する前のエンディングは、思わず聴き入ってしまうほどの名曲。

その後2人の甘いシーンには効果的に流れていましたが、 温かみのある声とメロディーのヒゲダンもまた、ドラマヒットのひとつと要因だったといえます。

スピーディーな恋の展開

放送開始直後から全開の天堂浬演じる佐藤健のニヒルさ。
ヒロインをはじめ他の共演者と温度差が大きい中、このチグハグ感をどう埋めていくのか。
一生懸命に演じている佐藤健に滑稽さえ感じながらも、期待と不安、怖いもの見たさで視聴が辞められない序盤。

山本耕史や平岩紙、瀧本公美 以外はイマイチの役者が多く、この脇役たちの力量のなさも韓国ドラマに劣る弱点。
昂生は意外にイイ味を出していましたが。

見るに堪えない演技力に限界を感じ、視聴を辞めようかと思った矢先。
3話ラストでファーストキスの次週予告。

適度な胸キュンで、天堂と佐倉が結ばれるまでを描く、まったりストーリーならば、ここまでのヒットはなかったと思います。

早めに結ばれ、次々と訪れる試練を乗り越えながら、愛を育んでいく2人。
山場を何度もつくり出し、たっぷりの胸キュンでテンポ良く描いていけたのがよかった。

日本のドラマにしては、ポッポというよりはちゃんとしたキスシーンがとても多く、演出も健闘していました。

アドリブが生んだ信頼感

放送中、何度か話題となった佐藤健のアドリブ。

考案者の佐藤健だけがすごいようにとらわれがちですが、彼があれだけアドリブを好き放題できたのは、それを受け止めてくれる上白石萌音の演技力があってこそ。

七瀬はどんな天堂も受け入れてくれる存在でしたが、佐藤健にとっても上白石萌音はアドリブをしっかり受け止め、支えてくれる名女優だったはず。

物語が進むにつれケミストリー(相性)はどんどんよくなっていったのは、アドリブによって生み出された信頼の証ですよね。

少しずつ垢抜けていき、後半はのびのびと演技する上白石萌音もまた印象的。

全身全霊で天堂を愛する佐倉を始終嫌みなく演じていました。
アドリブなしの若手同士であれば、佐倉の「好き」をあれほど表現はできなかったように思います。

佐藤健アドリブシーン

  • 第2話:顔ムニュ
  • 第5話:頭ポンポン「俺の彼女だから」
  • 第7話:顎クイ&壁ドンキス「俺の知らないところで泣くな」
  • 第8話:髪ほぐし「俺は大丈夫だ」

視聴者もお気に入りとしてあげることも多い、佐藤健のアドリブシーン。

上白石萌音のお肌は、佐藤健でなくとも触りたくなるようなキレイなもち肌。

髪ほぐしシーンでも、七瀬のお顔を包んであげていました。
髪を束ねてあげるシーンは韓国ドラマでも見かけますが、ほどいてあげるのは珍しい。
アドリブでも淡々と自然に台詞を続ける上白石萌音に、大物感を感じるシーンでもありました。

壁ドンキスといい顔の接近シーンが多かったですが、「イケメン効果でお肌の調子がよい」と某番組で上白石萌音が話していたとおり、確かに最終話はちょっと佐倉が垢抜けて、顔ムニュのもち肌がますます魅力を放っていました。

佐藤健の所作がキレイだからこそ映えるシーンばかりでしたよね。

まだまだ恋はつづくよどこまでも

主演カップルとは別に、周りの出演者の恋模様も描かれることも多いラブコメ。

本作では天堂と佐倉以外に、流子と仁志、来生と酒井の恋も描かれていました。

テレビドラマだけでも恋の結末はわかるようになっていますが、詳しい恋愛経過はテレビとは別にParaviで同時配信されていた「まだまだ恋はつづくよどこまでも」にまとめられていました。

尺が短い日本のドラマ枠で、天堂と佐倉のラブラブにこれほど特化して描けたのは、この「まだまだ恋はつづくよどこまでも」のおかげ。

このサイドストーリーで時間を割かれていたら、もっとドラマの質は落ちていたはず。

ちなみに「まだまだ恋は…」最終話では、天堂七瀬とこれまでとは違う愛妻家魔王の姿も見らるので、是非ご覧あれ。

まとめ

  • 主演のキャスティング
  • ヒゲダンへのオファー
  • テンポのよい展開
  • 佐藤健のアドリブ
  • 多めの胸キュンシーン
  • 「まだまだ恋はつづくよどこまでも」の配信

はじめのキャスティングの印象が微妙でも、主演の2人の演技力でケミストリーさえ高まれば、大ヒットするのがラブコメのよさです。

キャラ的にも演技的にもチグハグな2人だからこそ、凸凹を埋め合って生まれたケミストリー。

韓国ラブコメの定番あるあるも多かった「恋つづ」。
いちいち反応する免疫のない日本の女子たちの飢えを嘆かずにはいられませんが、「たけもね」カップルなんて韓国っぽい言い回しも生まれ、韓国ラブコメの定番が日本の定番になる日も近そうな気配も。

ちなみに「やり残しのないように最終話に詰め込み過ぎた」ともいわれる胸キュンシーンですが、韓国ラブコメの定番あるあるがこんなにもありました。

脚本にあっても、やはりシーンを輝かせるのは主演の演技力なんですが…。

韓国ドラマ定番あるある

  • マフラーを巻いてあげる
  • 酔っ払いおんぶ
  • 凍えた手をポケットイン
  • 花嫁のお姫様抱っこ
  • ドライヤーで髪を乾かしてあげる
  • 寝ている時髪を耳にかける
  • 雨の中カサを差し出す
  • くるくるハグ
  • 靴を履かせてあげる
  • 指をからませて手をつなぐ

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Posted by fan