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『蒼蘭訣~エターナル・ラブ~』道明寺がパワーアップして還ってきた(王鶴棣×虞書欣)

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オーラを封印されていたような「龍王の恋」から一変。

冷酷無比な主人公とのことで、期待はしていたけれど、予想をはるかに超えるオーラで、大ブレイクも納得のワン・ホーディー。

「流星花園2018」タオミン・スーがパワーアップしたような東方青蒼(とうほうせいそう)に圧巻。

一見大袈裟な鎧もここまで映える相変わらずの着こなし術。

細マッチョを一気に高揚させる衣装とはいえ、ここまで似合う俳優はいるだろうか。

持ち前の栗瞳と崇高な眼光を生かした、愛くるしさと冷血さを持ち合わせたオーラで、冴えない女主角いじめも本当によく似合う。

アイメイクも相まって、彼特有の眼力演技が炸裂していました。

オーラが殺されて残念だった龍王は酷評だったけれど、東方青蒼へのステップだったと思えばそれも悪くない。

そんなワン・ホーディーのお相手は、小蘭花(しょうらんか)ことユー・シューシン。

「応答せよ」の頃のチョン・ウンジみたいなんだけど、始終安定で映えるワン・ホーディーに比べ、シーンで見た目が変貌し、最後まで掴みどこがなかった独特な女優さん。

泣くとブサイクになるのは、コン・ヒョジンのようでもあるんだけれど、キュートさもコンブリーとまではいかず、キスが上手いわけでもなく…

だけど、入れ替わりや東方青蒼のために命を懸けるシーンでは、演出効果もあってか素敵にみえるから不思議。

キスといえば、イケメンのわりにはキス偏差値は相変わらず低めのワン・ホーディー。

これだけは、一人ではどうしようもなく、相手の女優さんや編集次第のところもあるんだけど…

ロマンスキスより、魔王っぽい入れ替わりキスのほうが、魅力的に映ってましたね。

ゆえにビジュアルケミはよいとは言えないけれど、「流星花園2018」のシェン・ユエのごとく、あまりにもかけ離れていると、ケミがどうこうより、ワン・ホーディーのオーラだけで観られる感じ。

それほど彼のオーラはすごい。

あの眼差しを、あの近距離で、受けとめられる女優さんたちもすごいが。

小蘭花においては、拒絶反応でリタイヤする人も多いと聞くけれど、確かに彼女を受け入れられるかで、大きく評価が変わると思う。

私的にはビジュアルは無理でもあの声に助けられて、受け入れられた部分も多かった。

実際のユー・シューシンも、メイキングなんか見てもブリブリ系っぽいけど、声はさらにアフレコだったのかな。

丹音(たんいん)ことワン・ユエイー、赤地女子(せきちじょし)ことグオ・シャオティン、司命(しめい)ことリー・イートンとヒロイン以外は美女尽くし。

長珩(ちょうこう)ことジャン・リンホーは、よき二番手って点でもイム・ジュファンっぽい。

東方狼に喰われてしまいそうな子羊ちゃんって感じで、既にビジュアル負けしている戦士だけれど、ワン・ホーディーと共に正反対の羊衣装がよく似合ってました。

容昊(ようこう)ことシュー・ハイチャオは、カン・ギドォン、キム・ドンヨン並みの落差なんだけど、もう少しイケメン若手でもよかったのでは。

赤地女子とのケミも、メインカップルくらい微妙過ぎたわ。

巽風(そんほう)ことジャン・チェンシャオは、イ・ジュンギってとこかしら。

觴闕(しょうけつ) ことリン・バイルイと、結黎(けつれい)ことホン・シャオの恋は、まわりくどくて共感度低し。

雲夢澤での件は、少々中だるみっぽくて退屈だったけれど、あの騒動あってのおさまりなんですよね。

長珩より愛くるしい蕭潤(しょうじゅん)と、東方員外(とうほういんがい)のブロマンスはたまらんかったけど。

水雲天が善で、蒼鹽海が悪なんてまやかし。

洗脳により情を断ち切って、生きなければいけなかった東方青蒼が最強なのはあたり前だし、緩く育った水雲天のボンボンたちの欲まみれなこと。

妄執に取り憑かれず、太歳の相手ができそうなのは、息山神女のほか赤地女子と東方青蒼くらいしかいないのですから。

ラブロマンスだけにとどまらない、善も悪も完璧なんてことはない、陰陽や仏教思想が広がる世界観は、さすが中国と思ってしまう。

いつもは滑稽過ぎるCG映像も、最終話まで感動を生む煌めきで、よくできていたと思う。

ワン・ホーディーの魅力を最大限に引き出してくれた数々の名シーン。

最終話の東方青蒼姿の太歳と対峙するシーンも、名場面のひとつですね。

全体的には、適役オファーだったとはいえ、孤高の策士、東方青蒼をここまで高められたワン・ホーディー様様なんだけれど、道明寺の頃に放ってたオーラが機熟して爆発したってだけで、世間で騒ぐほどの驚きはないのですが。

ただ、●●に似ているワン・ホーディーっていうより、はじめてワン・ホーディーを個として見つめることができた、という点では新たな目覚め。

そうなるとアフレコにも違和感を感じはじめるわけで、初生声「今日宜加油」がさらに待ち遠しい限り。

でもこの先彼が、東方青蒼を超えるって、かなり難しい気がする。

画像は豆瓣电影より

蒼蘭訣 / Love Between Fairy and Devil (2022)

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