『シカゴタイプライター~時を越えてきみを想う~』キスシーン感想
シカゴタイプライター(全16話)
시카고 타자기
Chicago Typewriter
tvN 2017
日本初放送:Mnet 2017年7月
IromegaR評価
ストーリー
キスシーン
ケミストリー
脚本:チン・スワン
演出:キム・チョルギュ
出演:ユ・アイン、イム・スジョン、コ・ギョンピョ、クァク・シヤン
ユ・アイン、イム・スジョン、コ・ギョンピョのケミがとにかく素晴らしい
80年の時を経て明かされる真実の愛と友情の物語
ここから先は超ネタバレのためご注意下さい
「シカゴタイプライター」感想
地味めのポスターでちょっと不安ながらも、ユ・アインとコ・ギョンピョのキャストに惹かれて視聴。
結果的には予想以上に楽しめました。
前世と現世で一人ニ役を演じるメインキャストの3人がハマり役過ぎ。
作家の役を演じてみたかったというユ・アイン。
セジュ役ではいつものツンケンした感じ、フィヨン役の時はグッとセクシーさが引き立っていました。
クールで冷静沈着だけど熱い男、感情がこもった演技が上手なユ・アインのためにあるような役どころでした。
ラブシーンになると大人っぽく、独特の雰囲気を放つ不思議な俳優さんです。
「応答せよ1988」以来、目にする機会が増えたコ・ギョンピョ、前作「嫉妬の化身」より今回の役の方が合っていましたね。
ユ・アインとの相性もよく、掛け合いや並んで街を闊歩するシーンなんかもすごく絵になっていました。
二人ともそれほどイケメンってわけではないけれど、演じるとグッと素敵に見えるまさに俳優、1930年代の衣装もとってもよく似合っていました。
2人のマドンナ、イム・スジョンは初めて拝見しましたが、透き通るような透明感でとてもキレイな女優さんですね。
日本でもリメイクされた「ごめん、愛してる」以来のドラマは13年ぶりとのことですが、とても素敵な作品で復帰できたのではないでしょうか。
「雲が描いた月明かり」「トキメキ成均館スキャンダル」など男装ものは数々ありましたが、私が見た中ではイム・スジョンほどキレイな男装者はいなかったですね。
キレイなのはわかっていても、やはり女性の格好をすると予想以上に美しく、ユ・アインとのケミも素晴らしかったです。
ユ・アインより年下に見え、思わず守ってあげたくなるような可愛さも持ち合わせていました。
2人の男の前に過去から美女が現れる、という設定でもイケたのではと思えるほどに、幽霊というよりは妖精度が高く華がある。
キレイで可憐で演技も上手い女優さん、久々にお宝を発見した気分でした。
愛の言葉は前世時代のフィヨンが幻になってあらわれた時の一言だけでしたが、ゆえに現世では言葉にしなくても魂で強く惹かれあっている感がすごく際立っていました。
時代背景による恋愛の自由とタブー、二人のオトコの立場が違うゆえの愛し方、三人三様の内に秘めた思い。
同調してしまいせつないシーンも多かったのに、嫌悪感が全く残らないのが不思議なくらい。
その他のキャストも素晴らしく「太陽を抱く月」チョン・ミソン、「六龍が飛ぶ」に続きユ・アインの父親役チョン・ホジン、こうやってまとめるとユ・アインにとっては、とても演じやすい環境だったのかもしれません。
「サム・マイウェイ」に続き、いけ好かない役のクァク・シヤン。
カン秘書役のオ・ナラは今まで見た役の中で、一番スマートでキレイさが際立っていました。
脚本は「太陽を抱く月」や「キルミー・ヒールミー」のチン・スワン。
ファンタジー、ラブストーリー、コメディー、サスペンス、ハードボイルド…、ジャンルを特定できないような、すべての要素がうまく詰まっている作品。
前世の舞台が1930年代の日本植民地時代と一見重くなりそうな内容も、爽やかに仕上がっているのは脚本、演出、キャストの三拍子が揃っていたからだと思います。
タイプライター、懐中時計、マッチ、犬のキョヌなど小物使いの細かい演出。
少しずつよみがえる記憶と真実と共に進展していくセジュとソルの恋愛模様。
1話のストーカー事件が最後まで続いていたり、ソルの友人バンジンの恋、ジノの憑依技術の向上と存在意義、後半につれどんどん明かされるフィヨンのスヒョンへの熱い思いと愛の逸話、深まるユルとの友情。
特別な華やかさはないけれど、淡々としながらも飽きのこないテンポのよいストーリー展開。
1話1話に名シーンがいっぱいで、中だるみもなく最後まで楽しめる秀品です。
「シカゴタイプライター」キスシーンまとめ
キスシーンは多くはないけれど、魂で深くつながり合っているような素敵な抱擁シーンも多かったです。
ユ・アイン イム・スジョン
(フィヨン×スヒョン)
9話キス
追われる敵を欺く設定で、前後でも何度も回想で使われていたキスシーンでしたが、9話で真相が明らかになりました。
最初で最後のキスシーンでしたが、お互いに惹かれあっているにも関わらず、愛し合うことが許されない時代背景。
ゆえにその後の2人のやり取りもせつなかったですね。
女性としてのスヒョンを際立たせる長い黒髪のバックカット、スヒョンとフィヨンの思いが伝わるような絶妙なカット割りが印象的でした。
ユ・アイン イム・スジョン
(セジュ×ソル)
11話キス
ソルをかばおうとして怪我をしてしまったセジュの病室でのキス。
現代ではいつの間にか気になり惹かれているセジュと、特別な告白があったわけではないのに恋人同士に進展している感が、魂の結びつきを強く感じさせました。
男らしいユ・アイン得意の一見ちょっと強引で乱暴っぽい濃厚キス。
見守るジノがせつなかったですね。
最終話キス
一度はセジュのキスを断りながらも自分からポッポしてあげるソル。
魂でつながっているという設定とケミのよさで安心して見ていられるカップルでした。
濃厚な2つのキスシーンの最後を飾るのは、ソルからの可愛いポッポ。
やはり女性からのキスはいいですね。
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