『女神降臨』OST&感想
IromegaR評価
外見コンプレックスのいじめられっ子がメイクで女神に変身一新、恋に友情に奮闘する学園ラブコメ(全16話)
여신강림/True Beauty(2020)
ここから先はネタバレもあるのでご注意下さい
「女神降臨」OST
「女神降臨」感想
「偶然見つけたハル」のキム・サンヒョプ演出だけあって、イ・テリ、キム・ヘユン、イ・ジェウク、チョン・ゴンジュ、キム・ヨンデとカメオ主演も豪華。
2作続けてウェブトゥーンのドラマ化、前作は主演のロウンだけがイマイチで残念だったのですが、今回はキャスティングも含め完璧な仕上がり。
まずは、キャリアと安定した実力を証明したムン・ガヨン。
クールな役の印象が強かったので、「その男の記憶法」でもキュートさに驚かされましたが、相変わらずの嫌味ないおっとり口調が、性格美人ジュギョンを引き立てていました。
眼鏡ジュギョンが、外見もしぐさも蒼井優に似ているのも意外な発見。
キュート&ビューティを兼ね備えた若手女優さんって意外にいないですが、久々にヒロインのキュートさに再視聴したくなる作品でした。
そんなムン・ガヨンの相手役は、大学の先輩後輩で元々知り合いという余裕もあってか、とにかくケミ抜群だったチャ・ウヌ。
2人とも仕事上未経験の修学旅行も体験でき、同年代との撮影は楽しかったよう。
顔天才ぶりだけでの視聴が難しい質としては、「トップマネジメント」以来ご無沙汰だったのですが、肩の力が抜けたように演じるスホに、視聴開始早々からグングン引き込まれました。
相手役がチャ・ウヌであるがっかり感、ロウンの二の舞になるのではという懸念はいずこへ。
スホとのシンクロ率が放送前から話題になっていましたが、悶々としていた思いが吹っ切れたような、チャ・ウヌ自身の内面の変化を感じるオーラと、このタイミングでのムン・ガヨンとの共演も、ヒットにつながった要因のように思えました。
特に後半にいくにつれ、素のチャ・ウヌを見ているようで心地かったのですが、実際、私の主観だけでなく、同じASTROのムンビンとユンサナにも、スホに似ているといわれていたとか。
スルーしていた「新米史官ク・ヘリョン」も見てみたくなるような、成長が感じられる作品でした。
そして、イ・ジュンギのような切れ長で、「ノクドゥ伝」の護衛武士役が印象的な、ファン・イニョプがまた上手過ぎ。
驚くほどに深みあるソジュンで、彼ならではの絶妙なさじ加減で、最後まで新たな魅力を小出しする豊かさに感服。
やさしく包み込むようなスホとは対照的な、中低音ボイスも心地よかったですね。
バスケに柔道に、スケート、歌にダンス、楽器演奏、お姫様だっこにおんぶと、力仕事も多い2人でしたが、ブロマンスもお見事。
チャニと3人の歌声が聴けるOSTも豪華。
イケメンといえば、パク・ホサンとホン・ジュノのダンディパパたちもはずせない。
特にパク・ホサンは、ユ・ジェミョンのような幅広い演技で、いつも楽しませてくれますね。
イム家のケミのよさもよいスパイスとなっており、ジュギョンより男気あふれるガールクラッシュ姉役のイム・セミ、
弟役は幼い頃のヨ・ジングを彷彿させるキム・ミンギ。
「SKYキャッスル」「ホテルデルーナ」をも上回るイタさのパク・ユナ、「A-TEEN2」「言語の温度」などいつも新たな一面を見せてくれるカン・ミナなど、とにかくキャスティングが素晴らしい。
「トップスター、ユべク」の脚本家つながりか、イ・ハヌィのカメオ出演なんかもオモシロイ。
外見コンプレックスを克服するシンデレラストーリーのようでありながら、どこか共感できる深い魅力を持つストーリー。
前評判もよい作品でしたが、すべてがベストマッチで想像以上。
キム・サンヒョプ監督、次作も漫画原作なら間違いなく期待しかない。
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