『建築学概論』キスシーン感想
建築学概論(2012年/117分)
건축학개론/Architecture 101
IromegaR評価
ストーリー
キスシーン
ケミストリー
監督:イ・ヨンジュ
脚本:イ・ヨンジュ、キム・ジヘ
出演:オム・テウン、ハン・ガイン、イ・ジェフン、スジ、チョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、コ・ジュニ
大学の建築学科で芽生えた初恋から15年後の再会
少しずつ蘇る淡い思い出と小さな誤解、そして真実の結末は
ここから先は超ネタバレのためご注意下さい
「建築学概論」感想
最近鑑賞したパク・ボヨン×キム・ヨングァンの「君の結婚式」が、「建築学概論」の最速記録を塗り替えたとのことで、ふとまた観たくなった「建築学概論」。
やはり今観ても、この作品のイ・ジェフンとスジは素晴らしいと思う。
その後、スジはイケメン俳優たちと次々と主演ドラマに出演するも、演技力はイマイチ。
イ・ジェフンも「シグナル」などのシリアス演技もなかなかだけど、未だにイマイチしっくりこないのは、ソヨンとスンミン役を過剰評価していたせいでは?と最近は疑問にすら思っていたですが、そうではないことを改めて実感しました。
実際スジは、演技力の評価での受賞は少ないですよね。
イ・ジェフンは、「星の輝くターミナル」のスヨン役がちょっとスンミンっぽかったけれど、やはりスンミン超えはまだないように思いました。
ふとした瞬間のイ・ジェフンとオム・テウンとのシンクロ率はなかなか。
大学時代よりも男らしくなった15年後のオム・テウン。
真面目で優しいままのスンミンが垣間見れるシーンもよかったですね。
もっとチョイ役程度だと思っていたのですが、今では主役級のチョ・ジョンソク、ユ・ヨンソク、コ・ジュニが、こんなに要所で出演していたことにも改めて驚き。
済州島が舞台だし、今のほうがとっても豪華で貴重な作品に感じました。
両思いの駆け引きが、引き起こしたすれ違い。
初恋は成就しないものといわれるからこそ、心の奥底に引っかかり続け、やがてフタをするものの、やはり再会では心揺さぶられる。
以前は、ハン・ガイン演じるソヨンが小悪女にしか見えず、世間の評価ほどよい作品に感じなかったのですが、今回はむしろとてもせつない女性に感じました。
お互いの思いを確かめ合えた最後の一夜。
ずっとわだかまりとしてあった苦い思い出が、温かいものへと変わるラストは、ソヨンにとってありえる最善のエンディングだったのだなと、今回は思えました。
どこかでハッピーエンドを望んでいた一度目より、二度目の方が過去と現在のバランスのよさを実感。
二度観ても楽しめる作品はやはり秀作。
「建築学概論」キスシーン
イ・ジェフン スジ
(スンミン × ソヨン)
スンミンの肩に寄りかかって眠るソヨンへ口づけるファーストキス。
「建築学概論」といえばの名シーンです。
スンミンの気持ちを確信するソヨンと、ソヨンに気付かれていないと思っているスンミン。
キス直後の2人の言動も愛くるしい。
オム・テウン ハン・ガイン
(スンミン × ソヨン)
スンミンに依頼した家も完成するも、すんなり別れられない2人。
再会後少しずつ生まれた新たな感情に、15年前の真実が明かされた時、思わずしてしまうスンミンからのキス。
15年の時を経てのせつなくも美しいキスシーンでした。