大人の色気でカムバック1987・1988年生まれの韓国俳優たち
第2韓流ブームが終わる2012年以降大ブレイクし、先輩たちに支えられながら成長してきた、可愛い若手たちももう立派な30代。
2019年には続々と兵役を終え、カムバックラッシュが続く2020年。
必死にひた走った20代と違い、兵役済みで物事の視点も変わり、心の余裕も生まれる30代。
少年らしさを残しつつも、大人としての魅力も醸し出される俳優人生最も輝くセカンドステージの幕開け。
ますます男子力を上げて魅了するであろう、20代から注目し続けてきた1987・88年生まれの俳優をまとめてみました。
キム・ヨングァン
1987年1月11日生まれ。
イ・ジョンソク主演「ピノキオ」の頃から注目していますが、その後様々な役柄に挑戦して、着実にキャリアを重ねてきました。
早めに兵役を終えており、30代に入ってからは、身長差30㎝で注目を集めたパク・ボヨンと共演した「君の結婚式」、チン・ギジュとのオフィスラブコメ「初対面で愛します」と、ご無沙汰だったロマンス続き。
「初対面から愛します」は、「ピノキオ」と同じ御曹司役。
元々華麗なモデル歴を持っているだけに、スーツ姿で立っているだけでもさまになるのですが、演技力と大人の色気も加わり格段に成長していました。
最大の武器は、広い肩幅と9等身の類い希な容姿ですが、大きな体をまるくした母性本能をくすぐる姿も、イ・ヨングァンだからこそ見せられる演技。
もっとうまくなりそうなキスシーンにも期待して、これからも注目していきたいですね。
イ・ミンホ
1987年6月22日生まれ。
「愛の不時着」が世界的大ヒットのパク・ジウン脚本家「青い海の伝説」を最後に入隊。
2019年4月25日に除隊後の復帰作は、「相続者たち」以来のキム・ウンスク脚本家との再タッグも話題となった「ザ・キング:永遠の君主」。
20代もスターとして駆け抜けただけあって、復帰もトップスター待遇。
韓国放送終了後、Netflixで即日配信されるという日本では今までなかったスタイルで披露されました。
パラレルワールドを舞台に繰り広げるロマンスファンタジーで、皇帝イ・ゴン役。
「相続者たち」のキム・タンと、思わず比較してしまう王子様キャラでしたが、30代で白馬に乗った王子があれほど似合う俳優はいないし、そんな設定を成し得るのはキム・ウンスクの神業あってこそ。
30代に入り心の余裕もできた様子は演技でも垣間見られ、元々定評のあるキスも立ち振る舞いも、これまでにない落ち着きと気品で満ちあふれていました。
どちらかというと話題性で視聴していた俳優さんでしたが、30代はマスト俳優になりそうです。
アン・ジェヒョン
1987年7月1日生まれ。
「星から来たあなた」のチョン・ジヒョンの弟役で、お茶目にデビューしたアン・ジェヒョン。
神秘的な瞳に隠された疾患により兵役は免除されており、モデル以外にジュエリーデザイナーとしても活躍。
30代に入り、初主演ドラマ「ディア・ブラッド」の共演が縁で結ばれたク・ヘソンと、まさかの離婚騒動。
騒動の最中に出演した「欠点ある人間たち」では、健康のために筋トレで10㎏増量したという肉体を披露。
しかし、元々スレンダーで華麗な立ち振る舞いが魅力だっただけに、筋肉隆々は劣化のようで残念。
体重維持に勤しんでいた20代の頃に是非とも戻っていただきたい。
ヨン・ウジンのようなスレンダー路線で頑張って欲しいですね。
チ・チャンウク
1987年7月5日生まれ。
2019年4月27日除隊後の復帰作は、冷凍人間プロジェクトに臨んだ男女のロマンス「僕を溶かしてくれ」。
これまでと違ったドラマが見られるかと思ったのですが、結果は笑顔が新鮮なウォン・ジナとのケミのよさで埋められないほどの、tvN史上最悪ともいえる視聴率。
演出は「シークレット・ガーデン」シン・ウチョル、脚本は「力の強い女ト・ボンスン」でペク・ミギョン。
スタッフもキャストも申し分ない期待作だったのですが、キャストが活かされる脚本や演出ではなかったのが残念。
それでも30代を迎え余分な肩の力が抜け、またさらに白い肌に磨きがかかった爽やかなチ・チャンウクは見られましたね。
次作もキム・ユジョンと共演の「コンビニのセッピョル」とラブコメ系が多いですが、「ヒーラー」や「THE K2」のようなアクション系もまた見てみたいです。
20代とはまた違った美しいアクションが見られそうですから。
ソ・イングク
1987年10月23日生まれ。
2017年に一旦入隊するも、すぐに身体的理由で除隊することになった、兵役免除疑惑騒動後に出演した「空から降る一億の星」は20代最後の作品で、実はまだ30代のドラマが撮られていません。
「空から降る一億の星」で演じたキム・ムヨンは、謎めいた青年で難しい役どころ。
前作「ショッピング王ルイ」のルイとは全く異なるキャラですが、常にギャップある役で驚かせながらも、絶対に期待を裏切らなかった20代。
「空から降る一億の星」は20代の集大成のような作品で、元々あった色気にもさらに磨きがかかっていました。
デビュー作「応答せよ1997」の美しいキス顔で魅了されて以来、欠かさずにチェックしてきたマスト俳優でしたが、30代も、ただただ期待しかない名優です。
ユン・バク
1987年11月18日生まれ。
イ・ミンホやパク・ソジュンのように、年上女優にも物怖じしない強さと色気で、「愛してもいいんじゃない」以来ずっと気になる存在だったユン・バク。
在学中に兵役済みでなので、30代になってからもすでに多くの作品に出演しています。
「内省的なボス」「ラジオロマンス」「愛はビューティフル、人生はワンダフル」など、重要な役どころが増えてきているのは嬉しい限り。
元々ある落ち着きと大人びた雰囲気は、これからのほうが年相応で開花していきそうな予感。
強気キャラの中に垣間見られる優しさも魅力なので、これまで着実に積み上げてきたキャリアを活かす主演作も見てみたいですね。
キム・スヒョン
1988年2月16日生まれ。
童顔ですがこれから紹介する1988年生まれの中では一番のオッパ。
2019年7月1日除隊後は、「ホテルデルーナ」「愛の不時着」と話題作にカメオ出演し、待望の「サイコだけど大丈夫」で主演復帰。
心を閉ざして生きる精神病院の保護士役という難しい役どころを熱演。
細マッチョぶりにますます磨きがかかった、見事な上半身を初回から披露。
相変わらず小さなお顔が、ラフなTシャツ姿からのぞく鍛え抜かれた二の腕を強調し、男らしさを際立たせていました。
キム・スヒョンといえば、大ブレイク「太陽を抱く月」でも魅了した泣き顔。
「プロデューサー」の少年っぽい残像をよぎらせながらも、数多くの涙や台詞回し、キスやハグの力強さなど、これまで見たことがない豊かさに、大人のオトコへの脱皮も感じさせました。
新事務所設立もあり、主演復帰が遅くなった感じがありましたが、それでもこれだけ期待に応えられるなんて。
同じ事務所所属のソ・イェジと、セカンドステージのスタートも好調なキム・スヒョン。
30代も期待しかないです。
チョン・ヘイン
1988年4月1日生まれ。
「ディア・ブラッド」で、アン・ジェヒョンとのイケメンコンビが印象的だったチョン・ヘイン。
その後も映画やドラマではチョイ役ながらも、常に気になる光る存在でしたが、20代最後に「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で大ブレイク。
在学中に入隊済みだったので、イ・ミンホやキム・スヒョンが兵役中に、機熟してチャンスをものにできたともいえます。
好青年過ぎて、まだまだキスシーンもイマイチなのですが、その後は「ユ・ヨルの音楽アルバム」を経て、「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」と同じスタッフの「ある春の夜」に出演。
心に痛みを抱えるシングルパパ役でしたが、「刑務所のルールブック」「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」で、すべて出しきってしまった感があって、悪くはなかったけれどちょっと新鮮味に欠けていきそうな予感も。
新ラブコメ女王のチェ・スビンと共演した「半分の半分」も視聴率がイマイチで、期待と不安が入り交じる30代です。
アン・ボヒョン
1988年5月16日生まれ。
在学中に兵役を済ませ、「太陽の末裔」など話題作にも出演しながら、少しずつキャリアを重ねてきたアン・ボヒョン。
30代に入り「彼女の私生活」で目立ってきたところで、同い年のパク・ソジュン主演の「梨泰院クラス」で一気に大ブレイク。
パク・ソジュン演じるセロイの恋敵グンウォンを、せつなくも力強く演じていたのが印象的。
金髪姿もとってもよく似合っていました。
ボクシングで鍛え抜かれた大きな肉体は本当に美しく、「彼女の私生活」の柔道着姿もピタリとハマっていましたね。
せつない役続きですが、キスのうまさは「芝居が終わったあと」で実証済みなので、是非甘い主演ロマンスも見てみたいですね。
イ・スヒョク
1988年5月31日生まれ。
モデル出身で「根の深い木」での神秘的な雰囲気が印象的だったイ・スヒョク。2019年7月17日除隊後は、ソ・イングクと再共演した映画「パイプライン」で復帰。
メインキャストで出演した「ナイショの恋してイイですか」では、ソ・イングクより年上に感じていましたが、実は年下なんですよね。
ドラマ復帰の「Born Again」ではイ・スヒョクに憧れる、モデルとしても後輩のチャン・ギヨンと共演。
フリーダイビングシーンで綺麗な上半身も披露していますが、白い肌と乱れることなく維持されている端正なスタイルは相変わらず。
磨きがかかったキレのある演技で、甘さとクールさが堪能できる二役を演じており、イ・スヒョクの魅力が存分に発揮されていました。
なかなか主演が見られなかったので、30代はもっと主演ロマンスも増えて欲しいですね。
イム・シワン
1988年12月1日 生まれ。
「太陽を抱く月」でキム・ユジョンの兄役で、シンドロームを巻き起こすほどの衝撃デビューだったイム・シワン。
今や続々と俳優デビューするK-POPアイドル演技ドルたちの先駆けのような存在です。
2019年3月28日に除隊後は「他人は地獄だ」に出演。
復帰作はロマンスものではないかも…という予想が見事に的中し、正直とっても残念でしたが、次作は久々の恋愛ドラマ「ラン・オン」に出演予定。
「ラン・オン」は、大人っぽいシン・セギョンとの共演なので、久々にキスシーンが見られるかもしれませんね。
幅広い演技力は「弁護人」などの映画でも実証済みなのに、ロマンスものが極端に少ないイム・シワン。
イケメンを活かして30代はもっと大人のロマンスにも挑戦して欲しいですね。
パク・ソジュン
1988年12月16日生まれ。
デビュー前に兵役を終え、ファンを飽きさせることなく20代を駆け抜けたパク・ソジュン。
コンスタントに作品を発表し、常に新たな一面を披露。
キスもうまく絶対に期待を裏切らないという点では、ソ・イングクと並び私の韓流生活を支えた2トップともいえます。
どんな役もうまく自分色に染めてきたパク・ソジュンが30代で初出演したのは、ラブコメを選択しなかったのも心憎い「梨泰院クラス」。
父親の復讐に燃えまっすぐに生きるパク・セロイ役は、序盤から全くブレのない存在感で、ラブ路線ではないのに不思議なくらいに漂うセクシーさ。
よく似合うシャープなイガグリ頭で男性ファンまでを魅了し、これまで演じてきたキャリアの集大成のようでした。
「魔女の恋愛」以来のずっと新作はいち早くチェックしてきましたが、30代もマスト俳優であり続けそうです。
オク・テギョン
1988年12月27日生まれ。
今やジュノやチャンソンの俳優活動も盛んになりましたが、2PMの主演アクターとして走り続けたテギョン。
2019年5月16日除隊後は、「ザ・ゲーム:0時に向かって」に出演し、目を見るとその人の死ぬ瞬間が見える特殊能力を持つ青年役を好演。
「結婚前夜」でも共演したイ・ヨニと伸び伸びと演技していたのも印象的。
テギョンといえば米国永住権を放棄し、手術と治療を受けてまで現役入隊するほどの男気の持ち主ですが、ますますシュッとした顎ラインと大きな背中には、絶対的な安心感と大人の色気を感じずにはいられません。
テギョンの作品は、幽霊やらオカルト系が多いですが、30代はもっと違うジャンルも見てみたいですね。
まとめ
私はマストではないですが、ほかにもチャン・グンソク、チュウォンらも1987年生まれ。
ブレイク時期や雰囲気は異なりますが、改めてまとめてみると本当に豪華な顔ぶれです。
30代も注目せずにはいられない名優揃いの1987・88年生まれです。
- キム・ヨングァン
- イ・ミンホ
- アン・ジェヒョン
- チ・チャンウク
- ソ・イングク
- ユン・バク
- チャン・グンソク
- チョン・イル
- チュウォン
- イ・スンギ
- ユン・ギュサン
- クァク・シヤン
- キム・スヒョン
- チョン・ヘイン
- アン・ボヒョン
- イ・スヒョク
- イム・シワン
- パク・ソジュン
- オク・テギョン
- イ・ジュン